食品の産地偽造、自動車や免震ゴムなどメーカーによる性能データの改ざんなど、世間を賑わせるコンプライアンス違反はさまざまだ。もちろん、各種ハラスメントや労働基準法違反といった従業員に直接的に関わることもコンプラ違反に含まれる。
「部長から『繁忙期なので有休は認めません』との全社メールが。どストレート過ぎるコンプライアンス違反メールは社内で話題になり……」
と投稿を寄せたのは営業職の30代男性。コンプライアンス対応部署に従業員が通報し、「部長は降格処分になりました」と結末を明かした。この部長は全社メールに証拠を残すくらいだから、コンプラ違反という認識がなかったのか……(文:天音琴葉)
「休日出勤扱いはなく、みなし残業時間の超過分の支払いは無し」
同じく投稿を寄せた40代男性(営業)も、勤め先で労務に関するコンプラ違反があると投稿。代表が「365日サポート対応」を顧客に提案しながら、実際に対応するメインメンバーは1名しかいないとし、
「土日祝日も就業時間後も対応させているがサポート人員は増やさず、他チームが多少手伝う程度。土日対応しても休日出勤扱いはなく、みなし残業時間の45時間を超えても超過分の残業代支払いは無し」
と暴露。男性自身は「カスタマーサクセス」の仕事をしているとし、顧客が365日サポートに満足しなかったら影響を受けるだろう。そのため代表には増員が必要だと上申しているものの、「生返事のままなし崩しで無休サポートをさせている状態が続いている」とこぼす。
この代表は「トップセールス」の営業マンでもあるそうだが、こういう人と働くと周囲は負担が大きいものだ。何より代表自らがコンプラ違反している会社とは、できれば関わらないほうがいいのではないだろうか。
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