便利なはずのスマホの通知機能やロケーション履歴だが、それで不倫が発覚することがある。投稿を寄せた30代女性は、3年付き合った彼と23歳で結婚。3人の子宝に恵まれたものの、「夫の不倫により離婚しました。27歳のときでした」と打ち明けた。相手は夫の上司の妻で、W不倫だった。
「その相手は私も会ったことのある人で、決して美人でもスタイルいいわけでもない普通の人。会社で行われた家族BBQで私も子どもたちも会ったこともあり、何度か話したことがある人でした」
不倫に気づいたのは3人目がお腹にいるときのこと。「寝落ちしている夫の携帯」に不審な通知が入った。
「そこには、え?どうしてあの人とこんな文面のやりとり?と思うようないやらしい言葉が。 旦那は『いつものノリでふざけただけ』と言ってましたが、嫌な予感」
その予感は、後日的中することになる。(文:篠原みつき)
「お風呂場で自撮りしたであろう胸の写真」などを発見
これまで夫の携帯を盗み見ることはなかったというが、女性は「疑いが拭いきれず」、携帯を見てしまった。
「相手の女のお風呂場で自撮りしたであろう胸の写真のドアップや手で隠したような写真などが削除履歴にありました。旦那を叩き起こし、何度も問い詰めましたが潔白を主張。『子どもの命にかけて白』と言いました」
夫は写真を削除したつもりが、アプリのゴミ箱に残っていたのだろう。苦しい言い訳といい、なぜ浮気する人はどこか詰めが甘いのか。その後は「相手の女の家に行き、誓約書を書かせました」と事態は収束したかに見えた。
それでも「信じ切ることはできず、いつも不安で、眠れず、食べられず、妊娠後期なのに体重がみるみる落ちました」と明かす。産婦人科医にも心配されたというが、平然を装ったそう。
「このとき、自分では気づかなかったですが、鬱だったんでしょうね…。 3人目を無事出産して2か月後、また同じような写真を見つけた私はもう耐えられなくなり、 子ども3人を連れて実家に。親には赤裸々に事情を説明しました」
「助手席で肌を露わにして横になっていた女を見つけると頭に血が上り」
その後は2週間ほど実家で過ごし、荷物が足りなくなったため子どもを両親に預けて荷物を取りに家へ戻ると、夫の車が無かった。
「女の勘ですかね、当時(夫の)携帯を探っていたときに見つけたGoogleマップのGPS機能で見た履歴の場所で2つ気になる公園がありました。 どちらもあの女の家の近く。一か八か、いる気がして車で向かいました」
Googleマップは訪れた先の情報がロケーション履歴として残る。夫の携帯をのぞき見たとき、その情報も押さえていたのだ。向かった先には果たして夫と不倫相手がいた。
「予感は的中、旦那の車を見つけた瞬間頭によぎった『子どもの命にかけて白』という言葉。 もう許せませんでした。 車を旦那の車の目の前に停めて、助手席で肌を露わにして横になっていた女を見つけると頭に血が上り。髪の毛やふくらはぎを持って引きずりだそうとしました」
とんでもない修羅場となったが、そこは公園。人の目に付いてしまった。
「私は自分でも聞いたことのない怒号で声を荒げていたらしく、近くに住む知らない若い男の人に『おい!なにしとるんだ!』と止められました。その言葉でハッとして。『夫がこの女と不倫してるんです。今見つけて、たまたま……。すみませんでした』と初めて言葉に出した瞬間、我慢していたものが全部溢れて涙が止まらず」
涙ながらに説明すると、それを聞いた若い男性は驚きの行動に出た。【後編へ続く】
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※「不倫一歩手前までいった人」はこちら https://questant.jp/q/KXDCAJTD