毎日の食事作りは結構な手間と労力がかかる。“食べるだけ”の家族にいちいち文句を言われたら、「自分で作れ!」とキレてしまいそうだ。お悩み解決掲示板に1月下旬、「娘(16)が料理に文句が多くて困ってます。」というスレッドが立ち注目を集めた。
スレ主は母親らしく、例えばある日の夕飯が「ハンバーグ、キャベツの千切り(付け合せ)、コロッケ(惣菜)、ご飯、漬物」だったときのこと。
「『えぇー、これだけぇ?』と文句。カレーライスの時は『えー、カレーだけえ?デザートとかないの?』と。一般家庭でデザートなんか普通は作らないですよね?」
加えて「息子(19)は何も言わず黙って食べるのに娘はとにかく文句が多い」と嘆いている。(文:篠原みつき)
「私は娘の為に夕飯を作るのが嫌になってきました」
筆者も毎日家族の食事を作る立場だが、確かに一般家庭で必ず手作りデザートを出せと言われたら困るだろう。コロッケが惣菜ということは、スレ主はハンバーグやカレーはちゃんと作っているわけで、その上デザート云々と文句を言われたら腹が立ってもおかしくない。スレ主が
「私は娘の為に夕飯を作るのが嫌になってきました。息子の為にだけ作りたいです」
と嘆き「娘を黙らせる方法」は無いかと問いかけると、「え?なら自分で作れって言えば?」をはじめ、娘に対する厳しい意見が飛び交った。
「文句あるなら食べなくていいよで食わせなきゃいい」
「ほえー!それだけ作ってもらってるのにそんな発言、何歳だろうが許せない」
といった声が目立ち、「子どもの言いなりになる必要はない」「平和ボケなんでしょうね。食べ物があるって事は幸せな事です」と諭す人も多かった。また、実際に作るように促す声もある。
「娘さん料理作ったことありますか?一度お願いしてみたら。買い物から」
「17の自分は土日晩御飯担当してるけど、お互い時間なくて手抜きになっちゃったりする時もあるし、文句言おうなんて思わないよ」
16歳なら自分で買い物から行ける年齢なのだから、1週間、朝晩作らせてみては?という声に筆者も同感だ。料理作りは献立を考えて材料を買い、調理にもある程度時間がかかる。さらに後片付けまで入れると負担感が大きい家事だ。実際にやってみないと大変さは分からないかもしれない。
「彩りとか見栄え品数が出来ないのは手抜きです」という声も
一方で、娘のほうに同情し、デザートは用意している、足りないなら対応すべきという声もある。スレ主の献立に疑問を呈する人もいた。
「ハンバーグにコロッケは無いなあ ハンバーグなら他は煮物や副菜作りませんか」
「成長期だしお腹空くんじゃないかな? これだけ? って嫌味じゃなく、本当に足りないって意味だったら可哀想だよ」
中には「彩りとか見栄え品数が出来ないのは手抜きです」という人もいて手厳しい。
ただ、逆に「うちからしたら多いよ」という声もあり、当然ながら食べる量は人それぞれ。いつも足りないならそれなりの量を作るはずだし、それでも文句があるならふりかけご飯でも食べてほしい。共働きでなくとも毎日の食事づくりは大変で、それを手抜きと言われたら辛いばかりだ。
なお、実際に子どもに使った方法として「食費増やせばおかず増やせるけど、その分お小遣い減るけど良い?即答で『今のままで良いよ!』と言われましたよ!!」というコメントもあった。これがいいか悪いかは別として、黙らせるには効果的な方法のようだ。【参照元 お悩み解決掲示板:https://onayamifree.com】