「メール盗み見」で女性の画像6000枚流出 「真面目そうに見えた」容疑者の隠れた性癖 | キャリコネニュース
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「メール盗み見」で女性の画像6000枚流出 「真面目そうに見えた」容疑者の隠れた性癖

好みの女性客のメールを「盗み見」していたとして、携帯電話ショップの元店員の男が1月14日逮捕された。1月15日のフジテレビ「とくダネ!」は、この事件の詳細を周辺取材を含めて伝えている。

逮捕されたのは埼玉県内の携帯ショップ元店員の男性(31歳)。おととしの8月から9月、KDDI(au)の顧客管理システムを不正に操作し、知人1人を含む20代の女性客2人の携帯メールを自分にも転送されるように設定していたという。

父親も「それホントにうちの息子なんですか?」と驚く

携帯ショップ定員も信用できない時代なのか…

携帯ショップ定員も信用できない時代なのか…

メールは被害女性たちの元にも届くため、なかなか不正に気付かれず、のぞき見たメールは1か月1200通にも及ぶというから驚きだ。押収された容疑者の携帯電話からは、複数の女性の私的な画像が約6000枚見つかっている。

「好みの女性だった。女性のプライベートな部分をのぞき見て性的欲求を満たしたかった」

動機をこう明かす容疑者が住むアパートの近隣住民は「普通の仕事をしていそうな会社員。真面目そうな方に見えた」と証言。大家さんも「そんな犯罪者には見えないわねえ。ちゃんとしてて。人間分からないわね」と驚いた様子で話していた。

父親にインターホン越しで話を聞くと、息子の逮捕を知らなかった様子で「えっ! なにそれ!」と非常に驚いていた。正月にも会ったが変わったことはなく、事件の詳細を聞いても信じられない様子で「それホントにうちの息子なんですか?」と聞き返していた。

au勤務当時、容疑者にはサーバーへのアクセス権限が与えられており、携帯を受け取ることなく勝手に設定をいじったというから恐ろしい。

2012年には、携帯電話販売代理店員が顧客情報を探偵業者に転売していた事件も起きており、この年には似たような事件が複数起きている。今回の事件を受けKDDIは「元店員による不正行為は誠に遺憾です。お客様にご心配、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。今後、再発防止に努めます」とコメントしている。

若い女性は「気持ち悪い!」と強烈な拒否反応

このニュースについて番組が街角で若い女性たちに聞いたところ、「気持ち悪い!」「怖い」と強烈な拒否反応ばかり。それもそのはず、携帯メールの内容は「恋愛相談が多い。見せられないくらいキツイこと書いてる」ほか、彼氏とのやりとりなど他人に見せたくないものばかりだという。

番組コメンテーターの中瀬ゆかりさんは「携帯は個人情報が凝縮した箱のようなもの。それを渡してゆだねるってことは、改めて考えると怖いことしてるんだなって思いましたね」と感想を漏らした。

ショーンKさんも「モラル感がなければいくらセキュリティを強化してもダメで、教育ってことになる」とした上で、自衛策の重要さを力説していた。

「設定を変えれば、通常は必ず承諾メールが届く。自分の設定を自分で必ず確認すること、パスワードは推測しやすいものにしないなど、徹底してやっていただかないとダメですね」

なお新聞報道によると、被害者の20代の女性はメールサービスに登録した覚えのない連絡先があったことから警視庁に相談し、事件が発覚したようだ。不審な点があればサイバー犯罪対策課に相談してみるのも一つの手段だろう。

疑心暗鬼になるくらい警戒してもいいのかも

ITジャーナリストの三上洋氏によると「現状では携帯電話販売店のほとんどが直営店より『代理店』なので、コンプライアンスが十分に行き届かない店も出てくる」という。

司会の小倉智明さんは「いま携帯の調子が悪いんだけど、故障を直して下さいって持って行きにくくなったよね」とつぶやいた。疑い出すときりがないが、一般ユーザーは疑心暗鬼になるくらい警戒した方がいいのかもしれない。(ライター:okei)

あわせてよみたい:13人死傷の容疑者を「金持ち病」を理由に釈放

 

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