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毎月2日、必ず「生理休暇」を取る女子社員がいる どうしても認めざるをえないのか?

Q&AサイトのYahoo!知恵袋に、こんな相談が寄せられていました。ある会社で支店長を務める相談者さんの職場には、毎月生理痛で休む女子社員がいるそうです。月に2日×12か月なので、これだけで年間24日休みます。

相談者さんは男性。「社員の少ない職場なので頻繁に休まれると、顧客対応に支障が出て困る」と、どうにかしたいと思っているそうですが、対処法が分からず「請求があったら認めるしかないのでしょうか?」と質問しています。

「痛み止め」を飲みながら休まなかった女性も

オトコには分からない辛さ。個人差も大きい

オトコには分からない辛さ。個人差も大きい

いうまでもなく生理休暇の利用は、労働基準法でも保障されている従業員の権利です。会社は生理休暇の日数を制限できず、会社が無理に取得させなかった場合には30万円以下の罰金に処せられます。

したがって結論から言えば、請求があったら素直に認めればいいということになります。「顧客対応に支障が出て困る」のであれば、人を増やせばいい話。法で認められた権利ですから、問題は休む女性ではなくて会社のマネジメントにあるはずです。

しかし回答者からは、権利があっても休まなかったというコメントがあがっています。回答者のnayami_nayami_atasiさんは「生理痛が酷すぎた20代」を経験しましたが、職場の大手銀行では誰も生理休暇を取ろうとしなかったと振り返ります。

「行けないなら病欠。それだけ。権利だからとか、基準法で…とか、正論を通せばそりゃ取得できますが、私は取ろうとは思いませんでした。周りに難病抱えながらも必死に働いてる先輩いましたし、通院しながらうまく乗り越えてました。迷惑かからない様に、勤務時間外に通院して強い痛み止めを処方してもらってました」

難病の先輩も辛いときには遠慮なく休めば、お互いさまということで誰も「迷惑」なんて思わなくなるはず。それなのに、なぜみんなで我慢比べをするのでしょう。会社にとって「都合のいい女」と思えてなりません。

「眠気、頭痛、悪寒、吐き気」のコンボに耐えられるか

その一方で男性支店長に対し、生理痛のつらさをなんとか理解させようとするコメントも多数寄せられています。その表現の仕方はさまざまですが、激しいつらさがよく伝わってくるものばかりです。

「例えるなら、偏頭痛に吐き気、腰痛に腹痛等が一気に来たと考えてみて下さいね。貴方はその状態でシッカリ仕事が出来ますか? そんな感じなので認めて頂くしかないでしょう」(yuya_yuki_0526さん)
「腹に殺されるんじゃないかってくらい、痛い・苦しいんですよ。立てないから仕事もできない。痛みに加え強烈な眠気、息苦しさ、頭痛、悪寒、易疲感、吐き気、これらがコンボで来るんですよ。無理すると後遺症かなんか残るんじゃないか、ってくらいのレベルです」(ididofuvoof3さん)

男性支店長には伝わらないと諦めつつ、「あなたもキ○タマが痛くてどうしようもないときは休むでしょう? 男と女は違うわけですからそこは理解しましょう」(rimiru24さん)と、キレ気味に訴える人もいました。

他にもネット上には「座っているだけで精いっぱい」「痛すぎて眠れない」など、生理痛の辛さを訴える悲痛な声も。1日トイレにこもって吐き続けていて仕事にならないので、ピルで生理を止めて仕事をしているという人もいました。

受診者の25%が「子宮内膜症」というデータも

無理をしてまで出勤する必要があるのかは疑問ですが、ある回答者からは「毎月2回休むほど生理通がひどいようだったら、婦人科の受診を勧めてみたらどうか」というアドバイスが届いています。

「あくまで『病気の可能性があると聞いて心配だから』と言う伝え方をして、婦人科を勧めるのもいいと思います。実際、生理痛が酷い人は内膜症の可能性も高いですから。病院に行ってもらう事が1番だと思います」(m_51291858さん)

日本子宮内膜症啓発会議によると、月経痛で病院を受診した人のうち約25%が子宮内膜症だったそうです。無理な出勤を求めていると誤解されないよう、女性社員からさりげなく受診を勧めてもらってはどうでしょうか。(ライター:Makiko.N)

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