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お金のために働く――これは、多くの会社員の本音だろう。では、もし30代である程度まとまったお金が手に入ったら、どうなるのか……。
お悩み解決掲示板に12月上旬、「人生つまらない」という、あまりにも率直なタイトルの投稿が寄せられた。
投稿者は35歳の独身男性。会社員で年収は600万円ほどだが、資産額は「投資と貯金合わせて2500万以上はあります」と明かす。(文:天音琴葉)
「金が増えたら仕事のやる気が全くなくなりました」
30代半ばで単身、2500万円の資産があれば、かなり堅実で優秀な部類に入るだろう。しかも、今年は投資が絶好調だったようだ。
「株で普通車買えるくらい増えました」
と、数百万円単位の利益が転がり込み、懐はかなり潤った様子。しかし一方で、新たな悩み出現したという。
「金が増えたら仕事のやる気が全くなくなりました。元々面白い仕事ではなく金のためにやっていたので」
投稿者にとって、仕事はお金のためであり、自己実現ややりがいを感じる場ではないようだ。
「2500万はすぐなくなる」と現実的な指摘も
お金のため、生活のために働いている人は珍しくないだろう。だが投稿者の場合、その報酬を投資という労働以外の手段で効率よく得られる体験をしたことで、今の面白くない仕事を続けることへの意義が崩壊してしまったようだ。
「仕事に大部分の時間を当てるのが苦痛です。これを30年やるのかと思うと…」
定年まであと約30年。これまでは生きるため、稼ぐためと自分を奮い立たせてきたが、2500万円を貯めたことで働く必要がなくなったと感じているようだ。さらに、「これからの人生どう生きたらいいでしょうか?」という投稿者の問いかけからは、ゴールのないマラソンを走らされているような疲労感が漂う。
この贅沢とも言える悩みに対し、「2500はすぐ失くなるよ」といった現実を突きつけるコメントが寄せられている。他にも、「悲しい人生ですね」という手厳しいコメントや、「投資が調子良くなって働く気がなくなったら本末転倒」と諭す声も見られる。
2500万円は老後資金としては安心材料だが、35歳の投稿者が今すぐ仕事を辞めて一生遊んで暮らせる額ではない。おそらく投稿者も頭では分かっているはずだ。それでも「やる気が全くなくなりました」という感情は、理屈ではどうにもならないものかもしれない。
お金のために働くという動機が消えかけた今、投稿者に必要なのは、お金以外の楽しみを見つけることだろうか。「転職したら」「趣味を持つとか、結婚するとか」といったコメントも書き込まれている。あるいは、今ある資産を“辞めてもなんとかなる”という心の余裕に変え、もう少し気楽に仕事と向き合うのが、現実的な落としどころなのかもしれない。【参照元:お悩み解決掲示板 https://onayamifree.com/】
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