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商品に問題があるのに、売上低下の原因を、「社員のやる気」のせいにされたら大変だ。九州地方のある女性(事務・管理/年収350万円)から、あまりにも時代錯誤でシュールな「改革」の体験談が寄せられた。(文:篠原みつき)
毎朝、社長が行う「3分間の朝のスピーチ」で、あるとき社長から衝撃の宣言が飛び出したという。
「最近売上が落ちてる原因が分かった。みんなの“やる気”が足りないんだよ」
「今日から“やる気チェックシート”を導入する」
売上低迷を社員の「やる気」のせいと断言された社員たち。
「社員全員が『いや、商品が古いんだよ…』と心の中でツッコむ」
社員側からすれば元凶は明らかのようだが、そんな皆の戸惑いもよそに社長は続けた。
「だから今日から“やる気チェックシート”を導入する。毎日、やる気を10段階で自己申告して提出してくれ」
しかも、その「内容がヤバい」と女性は明かす。10段階の自己申告に加え、「やる気の根拠」や「やる気を阻害しているもの」「やる気を上げるために会社ができること」など多岐にわたるが、極めつけは最後の項目だった。
「社長への応援メッセージ」
これには全員が固まったという。総務担当者が「これ作るのに3時間かかった……」と小声で嘆くほど、手の込んだものが完成してしまった。
段ボールにマジック書きの「やる気BOX」
提出方法が「さらに終わってる」と女性は嘆く。デジタル化とは無縁の「紙のみ」で、提出先は社長室の前にある段ボール箱だ。そこには、ドン引きものの装飾が施されていた。
「マジックで手書きでこう書かれていた。『やる気BOX』」
「段ボールの横には、なぜかガムテープで貼られた“やる気マン”という謎のキャラクターの絵」
翌日の朝礼で、社長は誇らしげに集計結果を発表した。
「昨日のやる気平均は“6.2”だった。まだまだ足りない。みんな、もっとやる気を出してくれ」
「いや、やる気よりまず商品開発しようよ……」という全社員の心の声を代弁する女性。その声が社長に届くことはなく、今日も「やる気」の数値化に励んでいるのだろう。
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