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経営層を親族で固める、いわゆる“家族経営”の会社には、思わず二度見したくなるほど勝手な独自ルールがあることも。
投稿を寄せた40代女性(専業主婦)は、以前勤めていた職場で、あからさまに法的にアウトな実態に直面し、即行で逃げ出した経験を持つという。
そこは会長が社長の父、相談役が母、専務が弟という典型的な一族経営の会社だった。(文:篠原みつき)
顔も見たことない社長の嫁が毎日出勤していることになっており……
職場には女性を含む新人事務員2人のほかに、20年ほど勤務するベテラン事務員もいた。働き始めて早々に、会社の裏側が次々と見えてきたという。
当時目撃した不審な点について、こう羅列している。
「子会社の住所が長く勤めてる作業員の住所。毎日出勤してることになっている顔も見たことない社長の嫁&専務の嫁」
ペーパーカンパニーや架空の人件費による経費水増しなど、典型的な税金対策の匂いがプンプンする。さらに、決定的な出来事が起こった。
ある日、社長の母親である相談役から「事務員全員に、ブランド物のトートバッグがプレゼントされた」という。太っ腹な経営者かと思いきや、渡す際に笑顔でこう語られた。
「もし税務署が来たら、このバッグの中にノートパソコンをすぐにしまって。で、これは私物ですって言ってね」
ただの証拠隠滅の道具だったのだ。会社ぐるみで日常的に不正に手を染め、いざという時は事務員にも加担させる気満々である。女性は当時の心境と行動を
「怖すぎて辞めました」
と短く書いている。いくら何でもPCを隠したくらいで税務署は誤魔化せないだろうが、やはり働き続けるには怖すぎる環境だ。
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