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良かれと思って独自の工夫を凝らしても、現場を見ない上司にあっさりと潰されてしまうことがある。
投稿を寄せた埼玉県の40代男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収550万円)は、以前勤めていた会社で係長として部下の教育担当をしていた。
「小さな会社でしたので、入社後研修以外の教育カリキュラムがなく、私は現場独自の教育マニュアルを作成し、現場に即した教育を行っていました。これがクライアント様には高く評価を受け、いくつかあるグループの中で、成績は常に上位を維持できるようになりました」
しかしある日、現場を視察に来た課長から「会社で指示したカリキュラムではない」と勝手な行動をしないよう注意されてしまう。(文:篠原みつき)
「会社で指示してない」「勝手なこと」という言葉を逆手に取る
男性は自分のマニュアルに自信があり、何より実績を出していたため人事教育の必要性を説明した。だが、課長から返ってきたのは耳を疑うような言葉だった。
「お前の教育論なんぞどうでもいい」
これがきっかけで男性は退職を決意する。その際、上司の「会社で指示してない」「勝手なこと」という言葉を逆手に取り、ある行動に出た。
「それまで作成した教育カリキュラムや資料、そういったもののデータをすべて引き上げて辞めました」
自作の資料とはいえ、業務で作成したデータの持ち出しには法的な問題が生じる可能性もあるが、男性は会社に残す義理はないと判断したのだろう。
会社の末路…6つあった現場は1つに減ってしまった
優秀な教育担当と実用的なマニュアルを失った元職場の状況は、一変した。男性は、その後の状況についてこう明かす。
「その後、クライアント様の評価はダダ下がりで、新人が配属されてもすぐに退職してしまったり、ミスや事故が増え、最終的には『業務委託料に対しての品質が伴っていない』との低い評価で、6つあった現場は1つに減ってしまったそうです」
会社の方針通りにした結果、仕事のクオリティが担保できなくなってしまったのだ。
一方で、男性が作成した教育資料は現在も生きている。
「その時使用していた教育資料は、今の会社でも活用し、高い評価をいただいております」
有能な社員の独自の工夫を「勝手なこと」と切り捨てた元の会社は、高い代償を支払うことになったようだ。
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上司から"あんた"呼ばわりされた男性 「私には、○○と言う名前があるんですが」と言い返したら…


