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世界情勢の緊迫化や物価高騰の波は、めぐりめぐって労働者のボーナスを直撃することがある。
投稿を寄せた中部地方の40代男性(技能工・設備・交通・運輸/年収300万円)は、ビルやマンションなどの建物設備維持管理を担う会社で働いている。男性の会社では、今期の夏のボーナスをめぐってやばい事態が起きたという。(文:篠原みつき)
「この結果に不満を持たれた中堅、若手社員の中で10人以上が退職」
昨年は夏のボーナスが「約20万円」だったという男性。厳しい今年の状況をこう明かす。
「イラン情勢や人件費、原材料価格高騰により契約企業から維持管理費削減の要請に応じた結果、収益悪化により雇用維持を優先して今期の夏季賞与はゼロでした」
会社側は雇用を維持するための苦肉の策だったようだが、現場の人間からすればたまったものではない。
「この結果に不満を持たれた中堅、若手社員の中で10人以上が退職されました」
と、見限った従業員たちが相次いで会社を去っていった。
会社に残った男性の生活も、かなり困窮しているようだ。「車検費用や滞納している水道料金の支払いに困っている」と現在の窮状を吐露する。
建物のインフラ維持管理を仕事にしていながら自らの水道料金を滞納する事態になっているとは、皮肉にもほどがある。自身も会社を去った人たちの後に続いた方がいいのではないだろうか。
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