
画像はイメージ(AIで作成)
人間を人間扱いしない職場から人が消えていくのは、もはや自然の摂理だ。投稿を寄せた神奈川県の60代男性(ITエンジニア/年収950万円)は、新卒で大手の重工業メーカーに入社した。
「機械や電気が大好きだった私にとって、まさに夢にまで見た職場です」
と振り返るが、現実は厳しかった。
配属先は全体で20人ほどの部署だったが、すぐさま人が激減していく。
「退職ドミノが発生しました。同期や先輩、後輩を含め、わずか3か月の間に6人の若手社員が退職しました」
最終的に男性自身も耐えかねて辞めたが、後日、残っていた同僚から電話があり、「お前が辞めたあと、さらに4人辞めたよ。俺も来月退職する」と告げられたそうだ。
「一歩間違えれば人間など簡単に命を落しかねない」環境で長時間労働
過重労働とパワハラが常態化していた現場の毎日は悲惨だった。朝礼は7時30分開始で、始業8時の30分前には作業服を着て席についているのが当然とされていた。独身寮で朝6時頃に朝食を済ませ、約1時間かけて通勤していたという男性は、当時の業務についてこう明かしている。
「午前中は事務作業、午後はほぼ現場作業です。油と粉塵にまみれ、一歩間違えれば人間など簡単に命を落しかねない大型機械に囲まれて仕事をしました。常に緊張を強いられ、神経をすり減らす毎日だった」
朝礼で怒鳴り散らす「鬼軍曹」と呼ばれる主任のもと、毎日深夜近くまで残業させられた。男性の指導担当はこう言い放ったという。
「俺たちの定時は22時だ」
もちろん残業代は支給されず、深夜1時頃に寮へ戻り、風呂にも入らず寝るだけの日々だった。
「休んだのは正月の3日間だけでした」
さらに、土曜日も日曜日もほとんどの社員が「私用」という名目で出社させられていた。自主的な出社扱いのため守衛も顔パスで通し、手当も一切出ない。
「入社して最初の1年間、私が休んだのは正月の3日間だけでした。ゴールデンウィークも夏季休暇も、カレンダーの上には存在します。しかし私たちにとっては、実質すべて勤務日でした」
ここまででも地獄だが、新入社員の肉体と精神はさらに追い込まれていく。【後編に続く】
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【後編はこちらから】インフルで40度の発熱「這ってでも出社しろ」と怒鳴られ「せめて上司にうつしてやる」と思った男性 数年後その職場は「潰された」


