Hagexさん刺殺事件で「はてな」がコメント「捜査が進み、事実が明らかになること待ちたい」 | キャリコネニュース
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Hagexさん刺殺事件で「はてな」がコメント「捜査が進み、事実が明らかになること待ちたい」

はてなブロガーのHagexさんが6月24日に刺殺された事件を受け、ネットではインターネットサービス会社「はてな」の動向に注目が集まっている。

同社の提供する匿名投稿サイト「はてな匿名ダイアリー」上には、他のネットサービスと同様に、誹謗中傷コメントを繰り返すユーザーが複数存在する。今回Hagexさんを刺殺した容疑者は、他のユーザーを「低能」などと煽っていた人物、通称「低能先生」ではないかと見られている。はてな匿名ダイアリーには、容疑者が書いたものと思しき犯行声明も残されている。

ID停止以外に対策を講じるべきだったという指摘が上がる

画像は株式会社はてなのサイトのキャプチャ

画像は株式会社はてなのサイトのキャプチャ

このユーザーは、アカウント停止後も別のアカウントを作り、継続的に誹謗中傷できるよう工夫していた。はてな匿名ダイアリーには2017年9月、「低能先生の捨てIDをわかる限り集める」というタイトルで、ユーザーがこれまでに作ったIDをまとめた投稿もあった。

Hagexさんは今年5月、この投稿も引用し、「低能先生に対するはてなの対応が迅速でビックリ」というタイトルでブログを更新していた。

「私も低能先生に、お下劣な言葉を定期的に投げかけれているのだが、昨日は凄かった。なんと1日に7回も低能コールがきた」

Hagexさん自身はこのユーザーから罵詈雑言を浴びる度、運営元の「はてな」に通報しているが、「私のように罵詈雑言に慣れている人は問題ないけれど、いきなり罵倒がくると、たいていの人は怖がってしまう」ため、

「株式会社はてなは、低能先生に対して『威力業務妨害』で訴えるべき」

だと主張していた。

ネットではこうした背景から、「はてな」は悪質な荒らし行為を繰り返す他のユーザーらへの見せしめとして「低能先生」を訴えるべきだったという声や、ユーザー登録時に電話番号を必須とすることで、ID登録のハードルを上げるべきだったなど、同社の対応の不備を指摘する声も出ていた。

はてな広報「容疑者が特定ユーザーと同一か確定していないため、回答は控える」

はてなの広報担当者はキャリコネニュースの取材に対し、

「現時点では、実際に容疑者が、弊社サービスを利用する特定のユーザーと同一か否かは確定しておらず、犯行の動機など詳しい状況も不明なため、事件と関連付けた形でご回答することは控えさせていただきます。捜査が進み、事実が明らかとなることを待ちたいと思います」

と回答した。また、今後のユーザー登録方法や運営については、

「現時点ではルールや体制の見直しについてお話できることはございません。しかしながら、本件に限らず、より良いサービス運営のための改善には常に取り組んでいるため、引き続き、検討してまいります」

と述べるにとどまった。

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