新卒の約6割「定時を過ぎてすぐに帰れないと離職につながる」 約7割は「退社は定時から1時間以内のイメージ」と回答
新卒向け就活エージェント「キャリアチケット」は10月上旬、「出社時間・退社時間に関する意識」の調査結果を発表した。調査は今年9月にインターネットで実施し、「キャリアチケット」に登録している男女224人から回答を得た。
現在、就職活動中の学生に「入社をしたらギリギリ出社はありか」と聞くと、63.4%の学生が「なし」と答えた。時間に余裕を持って出社したいと考える学生が6割以上いることがわかった。
約9割「働き方改革が進んでいる企業へ入社したい」
それでは就業時間よりどのくらい前に出社しようとしているのか。「30分前」が33.6%と最も多く、次いで「20分前」が31.1%だった。
一方、20代を対象にした就職支援サイト「ハタラクティブ」に登録する正社員・契約社員224人にも同じ質問をしたところ、71.4%の人がギリギリに出社は「あり」と答えた。出社時間に対する意識が学生と社会人では、相違があることがわかった。
次に、「定時を過ぎてすぐに帰れないことは離職の原因に繋がると思うか」と聞くと、約6割が「思う」(56.2%)と答えた。
「退社時間は定時を過ぎてから、どのくらいをイメージしているか」については、42.1%の学生が「1時間以内」と答えた。「30分以内」も26.8%おり、合わせて68.9%は1時間以内をイメージしていることがわかった。
「働き方改革が進んでいる企業へ入社したいか」については88.9%が「思う」と回答。「働き方改革」が進まず、残業が多い企業では、学生が早期に離職する危険性がありそうだ。