元大阪市長の橋下徹氏は4月10日、ツイッターで「立命館大学のレベルが低すぎる」と投稿するも、「学生は関係なかった。立命館の学生諸君、申し訳ない!」と謝罪した。
橋下氏は同日、立命館大学政策科学部教授の上久保誠人氏に言及するツイートを連投していた。上久保氏は9日、ダイヤモンド・オンラインに掲載された記事で、大阪府知事・大阪市長のダブル選に言及。維新の掲げる大阪都構想について「大阪がどのような都市になり、日本がどのような国になるかの『哲学』がまったくみえない」「しょぼい構想」などと批判していた。
「大阪都構想の意味合いを分からない奴が、よく政治『学』なんてやってられるよ」と激怒
橋下氏は上久保氏の記事を読み、「読むに耐えない。現実の政治行政では全く使えないシロモノばかり」「日本の学者は実践がないんだよな」と批判。続けて、
「今、正式な機関となっている『国と地方の協議の場』についてしっかり研究しろ。これがどのような経緯で成立したのか。維新の会を作る前に凄まじい政治闘争をやったんだよ」
「研究室で俺は賢いと酔っているだけじゃ、何も動かないんだよ。さらに統治機構改革を進めるには、まずは大阪都構想」
と息巻いた。
さらに、橋下氏は「大阪都構想の意味合いを分からない奴が、よく政治『学』なんてやってられるよ」と述べ、「立命館大学のレベルは低すぎる」と投稿した。
上久保氏憎さに言葉が過ぎてしまったようだが、この投稿から約2時間後、橋下氏は「学生は関係なかった。立命館の学生諸君、申し訳ない!」と謝罪した。
①都構想のことを「しょぼい案」と言い放った立命館大学の上久保なる学者の発表ものをざっと読んだが、読むに耐えない。現実の政治行政では全く使えないシロモノばかり。府市の特別顧問には絶対になれないし、こんなことを役所の中で言ったら、あなた現実の制度を分かってます?と白い眼で見られる。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2019年4月9日
②彼の政治評論も、誰もが言える当たり前のことをダラダラと述べているだけ。キーマンとなる政治家が、これは参考になる!と思えるようなものは皆無。だいたい政治なんて、机上で学ぶものではなく、実践するものだ。実践しなければ何を研究していいのかも分からない。日本の学者は実践がないんだよな。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2019年4月9日
③上久保は実践経験がないから、金融都市とか連邦国家的二院制とか、宝くじを当てます!みたいなことばかり言っている。今、正式な機関となっている「国と地方の協議の場」についてしっかり研究しろ。これがどのような経緯で成立したのか。維新の会を作る前に凄まじい政治闘争をやったんだよ。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2019年4月9日
⑤立命館大学のレベルは低すぎる。なにわ筋線について「数分早めるのに数千億円は無駄だから反対!都構想も反対!」と騒ぎ続けていた村上という学者。今、どうしている?なにわ筋線は大阪のキーインフラとしてどんどん進んでるよ。役に立つ批判なら参考にしたけど、ひたすら即時性の話ばかり。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2019年4月9日
一つ訂正。
?立命館大学のレベルが低すぎる→◯立命館大学の「政治行政系の学者」のレベルが低すぎる。
学生は関係なかった。
立命館の学生諸君、申し訳ない!— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2019年4月9日