20代で一人暮らしをしている人は毎月どれくらいの家賃を払っているのだろう。都心部は住居費が高額になるのは言うまでもないが、収入に対してどれくらいの家賃であればバランスがとれるのか、気になる人もいるだろう。
「社宅だから今は助かっている」(東京都/男性/年収330万円/家賃1万8000円)という幸運に恵まれているならいいが、社宅も家賃補助もない、という人がほとんどではないだろうか。
キャリコネニュース読者のアンケートから寄せられた回答の中から「収入と家賃のバランス」について言及されているものを厳選して紹介しよう。
手取り18万円で家賃6万円でも「高くて困っている」
物件選びの際、「家賃は手取りの3分の1以下に」とよく言われるものだ。実際に3分の1を目安に選んだ人の回答が寄せられた。
「東京は家賃が高い。手取り18万円に対して家賃6万円と高くて困っている」(神奈川県/男性/年収440万円)
都心部ではどうしても家賃が高くなってしまうが、とはいえ、3分の1に抑えていても、そもそも月の手取りが少なくては困ってしまうだろう。地方でも、島根県に住む男性からは年収430万円なのに対し家賃5万5000円で「高い物件を選んでしまった」と後悔する声が寄せられている。
できるだけ家賃は抑えたいが、立地や築年数、セキュリティといった条件を考えると高くなってしまいがちだ。金銭面か条件面か、どこかで上手く折り合いをつけるのかがポイントになるだろう。
もはや家賃は手取りの10分の1「趣味や食事にお金をかけながら奨学金返済や貯金できる」
多くの人が都市部の家賃の高さを指摘している中で、収入と家賃のバランスに満足しているという回答も寄せられた。兵庫県に住む女性は「手取り21万円に対して家賃は5万9000円。妥当と感じます」(年収350万円)と書いている。手取り3分の1以下ならそれなりに余裕がありそうだ。
一方、収入の10分の1程度まで家賃を抑えている人はこう語る。
「手取り35万円に対して家賃が3万5000円なので、趣味や食事にお金をかけながら奨学金の返済や貯金ができている。東京でも郊外の団地であればこの値段はザラにある」(東京都/男性/年収600万円)
この男性ほど家賃を抑える必要はなくても、ある程度の余裕は持ちたいところだ。物件選びの際には、「払える金額」よりも「家賃から差し引いたお金で余裕のある生活ができるかどうか」という基準で選ぶのも一つの方法だろう。
※キャリコネニュースでは引き続き「年収×家賃」に関するアンケートを募集しています。