メルカリは3月3日、公式ブログなどでトイレットペーパー、ティッシュペーパーについてもマスクと同じく商品削除などの対象にすることを発表した。同社はこれまで両商品については「マスクとは状況が異なる」として削除の対象にしていなかった。ブログでは
「現在の状況に鑑み、トイレットペーパー・ティッシュペーパーについても入手経路の確認や商品の削除・利用制限等の対象とさせていただきました。また、著しく高額で出品された商品につきましては、削除対象とさせていただきます。引き続き、ご理解とご協力のほどお願いいたします」
と述べ、対応を一転させた。
「著しく高額で出品された商品については削除対象」
すでにマスクと同様に、社内で定めた一定価格以上の商品の削除対応を始めており、現在はトイレットペーパー、ティッシュペーパーともに1000円以上の出品がほぼ見当たらない。
同社はこれまでマスクや除菌用アルコールなどを削除対象に指定。だが、2月下旬から現在まで全国的な品薄状態が続いているトイレットペーパーについては対応を見送っていた。
この対応に、ツイッター上では「転売ヤーの肩持つようなものでは」「社会のモラルを守るのも上場企業の役割」などと批判が相次いでいた。
【13時20分追記】
同社広報はキャリコネニュースの取材に対し「経済産業省などが”トイレットペーパーの在庫は十分”などと発表しながらも、店頭の品薄状態が解消しないことから今回の対応を決めた」と削除の理由を説明。さらに、
「先週末にもトイレットペーパーの出品が続いていた状況なども考慮した。もともとは出品禁止物ではない商品なので、流通状況が落ち着き次第、削除対象から解除することを予定している」
とコメントしている。