ライボは4月30日、「外出自粛要請による転職活動の変化」に関する調査結果を発表した。調査は4月中旬に実施し、10~60代の男女1951人から回答を得た。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請で「転職活動に影響がある」と約6割が回答した。具体的影響の最多は「希望企業の求人採用人数が例年より減った」で46.5%だった。
影響を”肯定的”に捉える人も「交通費が浮く」「一日に複数企業の面接可能」
このほか「面接が延期された」(31.9%)、「一次面接がオンラインになった」(30.5%)などの面接に関することが上位を占めた。最終面接までオンラインになった人も2割弱いた。
業界別にみると、第一志望がメーカーの人のうち約3割が「希望企業の求人採用人数が例年より減った」と回答し。また、
「IT業界の求人は減っていないと思う」
「ホワイトカラーの転職市場は、現時点ではコロナの影響を大きく受けていないと感じる」
といった声もあった。
外出自粛要請による変化を「肯定的」に捉える人は48.4%。理由を聞くと「オンライン面接だと交通費が浮くため」「一日に複数企業の面接が可能なため」といった声が寄せられた。
一方、反対派からは「場所やネット環境の都合によりオンラインでの面談がしづらい」などオンラインの不便さを嘆く声が多かった。また、同じ転職希望者でも、自粛によって逆に今の仕事が忙しくなり、転職活動が難しくなってきているという人もいた。