タンタカは5月11日、不要不急の外出自粛時のお金・収入に関する調査結果を発表した。調査は5月2日~3日にWEB上で実施し、500人から回答を得た。
現在の働き方を聞くと、「勤務先へ出勤」は26.2%、「リモートワーク」は24.2%、「自宅と勤務先の両方で仕事」は16.4%、「仕事をしていない」は33.2%となった。
増えた出費「食費」「電気代」「日用品」、減った出費「交際費」「旅費交通費」「娯楽費」
「不要不急の外出を控えている」と回答した人は90.4%。「たまにしてしまう」は7.6%で、「通常通り外出している人」は2%だった。
外出自粛での生活費を聞くと、「普段と変わらない」が38.0%と最も多かったが、「減った」(33.0%)が「増えた」(29.0%)を上回った。
増えた出費1位は「食費」で29.1%。以降、「電気代」(22.7%)、「日用品」(14.8%)、「医療・衛生用品」(10.7%)、「通信費」(7.7%)と続いた。一方、減った支出の上位3つは「交際費」(25.3%)、「旅費交通費」(19.7%)、「娯楽費」(18.2%)となった。
収入については「変わらない」(52.2%)が半数を超えているが、「減った」という人も47.6%いた。
また、現在「勤務先へ出勤している」「自宅(リモートワーク)」「自宅と勤務先の両方で仕事をしている」と回答した334人のうち、約半数の163人が「収入が減った」と回答していた。
現在の貯金「50万円未満」が3割 全体の1割は「貯金なし」
新型コロナウイルス感染拡大下で自宅作業が可能な副業をしている人は60.6%。現在の貯金を聞くと、最も多い層が「50万円未満」(22.4%)で、「貯金なし」(10.4%)を含めると3割が50万円未満となっている。「100万円以上」ある人は計53%で、「1000万円以上」という人も6.8%いた。
生活費については「足りている」(55.8%)と半数を超えたが、「貯金を取り崩している」も36.0%いる。
また、「足りないので支援制度を受けている(受ける予定)」(4.2%)、「足りないので借金をした(する予定)」(2.8%)、「足りないので保険等を解約した」(1.2%)という人も1割程度いた。