給付金10万円、何に使う?「携帯料金を延滞中」「生活難民になってしまう」と急場もしのげない人続出か | キャリコネニュース
おかげさまで6周年 メルマガ読者数
65万人以上!

給付金10万円、何に使う?「携帯料金を延滞中」「生活難民になってしまう」と急場もしのげない人続出か

10万円の使い道は?

10万円の使い道は?

特別定額給付金の給付が始まっている。ところが、キャリコネニュース読者からは

「はっきり言って足りません」(鳥取県/40代男性/サービス系)

という声が相次いだ。今回は、特別定額給付金の使い道に関する声を紹介する。(文:鹿賀大資)

4月に”コロナ解雇”された女性「まともにお給料が入るのは8月からです」

都内の50代女性は、高校生の娘を持つシングルマザーだ。仕事はウーバーイーツの配達員。それでも、緊急事態宣言の発令中は自宅待機になり、収入は激減したという。女性は

「高校生は児童手当の対象外なので借金生活でした。10万円では家賃を払ったら残りませんから」

と逼迫した生活を語る。

栃木県でサービス系の仕事をする30代女性も、苦しかった4~5月の心境を思い返す。女性はパート勤務だが、子どもの休園や休校に伴い、出勤日数が激減した。給料は3万円減。さらに、夫の残業もなくなったことで、世帯収入は月7万円の減少に転じたという。

「毎月の食費と光熱費なども増えました。10万円を1回もらっただけじゃ割に合いません。4月に固定資産税、5月には2台分の自動車税の支払いもありました。これじゃ何のために働いているのか分かりません。コロナの影響で皆が大変な思いをしているのです」

女性はさらに「10万円を給付するなら税金免除などを考えてほしい」と強く訴えている。

群馬県の50代女性は「4月に”コロナ解雇”を受けました」と報告する。6月中旬からは、派遣社員としての就職が決まっているようだ。しかし、問題なのはインターバル期間に収入がないことだろう。

「まともにお給料が入るのは8月からです。今回の10万円は、延期してもらった携帯電話代や光熱費の支払いで消えてしまいます。家賃の支払いもあるので、とても10万円では足りないです」

「今年中に住宅ローンなどの各種支払いができなくなるでしょう」

都内の40代女性も「給付金は税金や光熱費などの支払いで全部なくなりました」と綴る。以前までサービス系の会社でパート勤務していたが、新型コロナの影響も受けたようで廃業してしまったという。

「新しい仕事を始めようにも、まだ子どもが小さいのでなかなか見つかりません。子どもの分散登校が始まりましたが、すぐに帰ってきてしまいます。まだまだお金は足りず、携帯料金も払えていません。現在延滞中です」

青森県の30代男性も給付金の使い道については「各種税金の支払いと、これからの生活費で消えます」という。男性は、メーカー系の会社で正社員として勤務。しかし、コロナの影響で休みが増えて給料は約5万円も減ったといい、「もちろんボーナスも出ません」と嘆く。さらに、

「経済が回復するまで定期的に給付金が出ないと、今年中に住宅ローンなどの各種支払いができなくなるでしょう。もはや生活難民になってしまいそうです」

と状況は深刻を極めている。

※キャリコネニュースでは引き続き「新型コロナで散財したものは?」「【読者投稿】世帯年収800~1000万円のリアル」に関するアンケートを募集しています。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ