「一般職と同じ仕事をしているのに給与は天と地ほどの差があり、とてもやっていけない。同一労働、同一賃金で多少以前より給与は上がったものの、まだ不満はある」（財務／20代前半／男性／契約社員／年収200万円）

「労働環境に問題を感じる。給与面、規律面で不透明な部分が多すぎる。『同一労働同一賃金をいち早く実施した』と世間に公表していたが、社員への説明もなく変更後も説明はない」（物流サービス／30代前半／男性／正社員／年収500万円）

同一労働同一賃金の導入で、非正規雇用者にとっては待遇改善の可能性が高まる。口コミの中にも「多少給料は上がった」と実感する声はあった。ただ、それでも正社員とは待遇には大きな差があるようだ。

また、同一労働同一賃金制度が導入されたものの、職場から説明がなかったという人もみられた。企業としては、対外的に制度導入をアピールできただけで満足なのだろうが、働く従業員としては詳しい説明が欲しいところだ。

同一労働同一賃金とは名ばかりで、中にはまだまだ格差を感じている人もいるようだ。特に、契約社員や派遣社員から寄せられたコメントが目立った。

「同一労働同一賃金と言われている昨今ですが、店頭業務に差はなく一通り同じ仕事をしているにもかかわらず、正社員との賃金の格差はハッキリあります」（カウンターセールス／40代前半／女性／契約社員／年収350万円）

正社員と同じ仕事をしていても、賃金格差が改善されない企業は依然多いようで、同一賃金同一労働からは程遠い。来年4月には、中小企業も対象になる予定だが、企業側の対応は間に合うのだろうか。

新型コロナで生活スタイルが激変した今、より一層、従業員の労働環境や待遇改善を意識した新たな働き方が求められている。【参照元：キャリコネ】