世帯年収1000万円を超えると、かなり生活がラクになりそうなイメージだが、実際にはどうなのか。世帯年収1400万円の50代後半男性(東京都/メーカー系/正社員)は「妻と2人暮らし。住宅ローンは完済しており、自由にお金が使えます」と綴る。男性は、
「仕事は忙しいほうですが、夫婦で2か所のゴルフ会員権を持ち、ほぼ毎月通っています。今は自粛中ですが。あとはワインなど、趣味にお金を使えています」
と満足感を示す。金銭的な不安なく、夫婦仲睦まじい老後を送れそうでうらやましい限りだ。今回は、キャリコネニュース読者から寄せられた、世帯年収1200~1400万円の人たちの生活感を紹介しよう。(文:福岡ちはや)
「部屋は11部屋あるのですが、全室にエアコンが付いています」
愛知県の60代前半男性(メーカー系/正社員)の世帯年収は1200万円。長男とその嫁と同居しており、3人暮らしをしている。男性は車が趣味で、
「乗用車はレクサス、遊び用にS2000、買い物用に軽自動車2台の合計4台を所有。また、レクサスは5年ごとに新車に買い替えています。それからバイクも4台あって、シャッター付きの車庫に入れています」
と打ち明ける。購入費はもとより維持費も安くないため、よほど金銭的な余裕があるのだろう。それを裏付けるかのように、男性は「4年で1200万円の子どもの学費も、現金で支払いました」と明かした。
さらに、男性は「家電にもお金を費やしています」と綴る。
「4Kテレビは、65インチと55インチの2台。ブルーレイレコーダーは全番組録画タイプです。部屋は11部屋あるのですが、全室にエアコンが付いています」
ハイスペック家電を自慢する男性だが、そんなことよりも部屋の数が一般家庭とかけ離れていることが気になる。男性は「土地は先祖から受け継ぎました」と言う。一体どのような豪邸に住んでいるのか、ぜひ拝んでみたいところだ。
「首都圏の一戸建てのローンは数年前に完済した。ベンツも現金一括払い」
一馬力で年収1400万円を稼ぐ50代前半男性(神奈川県/メーカー系/正社員)は、お金の使い方に強いこだわりを持っており、「コンビニで定価のペットボトル飲料を買うことは絶対にない」と断言する。
「外食も、ファストフードはほぼ食べない。それよりも、本当に好きなレストランに年数回行ければ満足」
しかし、男性は決して節約をしているわけではなく、「食材は我慢せずに購入できる。家電も本当に欲しければ、迷わず最上位モデルを選べる」と綴る。欲しいものには費用を惜しまない、”メリハリのあるお金の使い方”が信条なのだろう。男性は
「首都圏の一戸建てのローンは数年前に完済した。ベンツも現金一括払い。毎月決まった額を貯蓄に回しているが、それでも使いきれないので勝手にどんどんたまっていく」
と語る。また「先日、難関国家資格に合格した。資格を活かした副業ができそうなので、年収アップが見込める」と明かした。まだ稼ぐつもりなのか。男性の豊かな生活は、依然として天井が見えそうにない。
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