現在39歳、氷河期世代だという男性は、思いをこう語る。
「地方のメーカー下請け会社の正社員ですが、リーマンショック以降昇給していません。よくネットニュースなどで手取り20以下は正社員ではないとか、転職したほうが良いとか目にしますが、地方だと時給1000円でも高いほうです。 残業無しで手取り20万貰えたら地方だと高給取りの枠に入るくらいです」
男性が暮らす青森県では最低賃金822円(2021年10月改定)。全国で最も高い東京都は1041円だ。男性は、
「そんな中なんとか暮らしていますが、地方でもお金はかかります。貯金なんてできません。車がないと生活できないので車の維持費だけで年間何十万です。地方だから食材やガソリンが安いわけではありません。都心部とたいして変わりません」
と地方の負担感を切々と綴っている。その上で、「政府には早急に地方格差をなくす政策をしていただきたいです」と格差是正を訴えた。