パートから契約社員になった氷河期30代女性、正社員との格差を感じる | キャリコネニュース
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パートから契約社員になった氷河期30代女性、正社員との格差を感じる

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「上司から『パートから社員になった人は契約社員。正社員採用の人より下。待遇にも差があるのは当然。嫌なら明日から来なくていいとしか言えない』と言われました」

こう語るのは、サービス系の会社で働く30代後半の女性(手取り15万円/宮城県/既婚/子ども3人)だ。18年間パートとして働いたあと、契約社員になって半年が経った頃の出来事だったという。(文:福岡ちはや)

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「上司から言われたことが、ほかの会社でも当たり前なことなのか」

自身の入社経緯について、「就職氷河期後期、正社員採用はなくパート入社でした」と明かす女性。

「パートでの勤務年数は加味されず。社員と同じ仕事をしても、退職金の掛け金も正社員の半額。賞与も正社員が月給の2.3か月分支給されるとき、自分は1か月分。パートのときより待遇は良くなっているんだし、今はこれで頑張ろうと思っています」

と雇用形態の違いによる待遇の差を感じつつも理解を示した。ただ、さすがに「パートからの採用は正社員採用より下」という言葉には困惑したのだろう、

「上司から言われたことが、ほかの会社でも当たり前なことなのか気になっています」

と疑問を綴った。

厚生労働省は正規と非正規雇用労働者の不合理な待遇差の解消に向けて「同一労働同一賃金」ガイドラインを示している。女性の場合も不合理な待遇差にあたるように思えるが、詳しい社内事情は不明だ。

一ついえるのは、こうした価値観が当たり前の会社でパートや契約社員として働きたいと考える人はいないだろうということだ。

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