女性は手取り18万7000円で生活しており、「車社会の地域に住んでいるので車は必須ですし、家賃などの固定費を考えるとかなりギリギリです。どこかに遊びに行ったりすることは、まずできないです」と嘆く。

「たまにSNSに愚痴をもらすと大学時代の友人たちから心配され、『転職した方がいい』と言われます。今後の人生を考えたとき、持病があり、不安になっています。その治療費もバカになりません。毎月1万5000円は治療費で消えます」

治療費が必要とはいえこの手取りでは、労働環境がホワイトならいざ知らず、ブラック企業なら余計に身体に悪そうだ。友人が転職を勧めるのもよく分かる。

「整備士はやめたほうがいいですねぇ。休憩もないですから」

「カーショップの整備士やってます」という20代後半の男性（福島県／正社員／未婚）も、現在の職場に不満を抱いている。

「手取り16万円ほど、ボーナスは年に1～1.5か月しか出ない。整備士の学校を出て、手当が1万円ほど。学校代は年間120万円ほどかかっていました。2年で資格を取ってもプラス域までには20年以上はかかります。40歳になっても年収300万円くらいだし、50歳になっても変わらない」

このような状況を踏まえ、男性は「整備士はやめたほうがいいですねぇ。休憩もないですから（笑）ちなみに12月は7回しかご飯（昼食）を食べれなかったですよー」と自虐的に語っていた。