たとえボーナスが減ってしまっても、生活に必要な支出がなくなるわけではない。女性は現在の生活感について、
「住宅ローンは80歳まで払い続ける予定になっています。賃金が安い業界のせいなのか、夫婦とも正社員ですが合算しても月30万円程度で子どもを習い事に通わせる余裕もなく、やりたいことを諦めさせなくてはいけない」
「食材も値上がりして多くは買えないので買い物も我慢、家庭の食事も品数が減りました。副業も禁止されているので、ほかに収入を得る手段もありません」
と綴った。以前よりも生活水準を下げざるを得ない状況では、不安が増すばかりだろう。また今後は2人の子どもの教育費もかかるようになる。女性は将来を案じ、
「行政の給付金も住民税非課税世帯が対象、非課税にならない程度の困窮世帯は泣くしかないのでしょう。子どもの成長とともに費用もかかっていくので、先の生活に対する見通しが立ちません」
と嘆いた。