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年収1000万円オーバー、資産1億円超えの男性が頑なに「結婚したくない」という理由

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およそ男性の4人に1人は50歳時点で1度も結婚していないという。結婚しない理由はさまざま。「出会いがない」「お金がない」など、いろいろな条件が重なって、「結婚したいけれどもできない」という感じの人もいるが、中には「あえて結婚を選ばない」ケースもある。都内のブランド古着店で店長を務める男性(30)は、年収1000万超えで生活も安定しているのに、頑なに「結婚したくない」と言っている。なぜなのか、本心を聞いてみた。(取材・文:山崎 尚哉)

年収1000万越え。ブランド物に身を包む生活。

彼の仕事は、一言でいえばお金持ちに営業をかけて、中古ブランド物を買ってもらうという内容だ。海外から中古のブランド物を買い付けてLINEで顧客に直接連絡し、「金のクロムハーツが入りました。いかがでしょうか?」などと声をかけるのだという。

聞くと、仮想通貨や株の売買をして、お小遣いも稼いでいるそうだ。すらっとした体型で上下ブランド物のスーツに身を包んでいる。同年代の男性と比べると、一見して羽振りがよさそうだ。実際、けっこう女性に「モテる」タイプだという。そんな彼が結婚しない理由とは……?

「結婚したとしても、自分の性格だとすぐに離婚してしまうと思うんですよね」

男性はこう語る。

彼は気になる女性がいると真っ先にアプローチしてしまう癖があり、実際に彼女になってくれる女性もいるのだが、長続きしたことがないそうだ。

「二股とか、浮気とかは出来なくて、いつも一人の人と付き合ってるんですが、すぐ別の好きな人が出来てしまって、彼女のことを振ってしまうんです」

なるほど……。そういう性格だと、そもそも結婚には向いていなさそうだ。

総資産は1億円越え

男性の場合、仕事や投資などで貯めた「1億円の資産」も、逆に結婚へのハードルを上げているそうだ。

「結婚して、離婚することになったら資産を取られてしまうじゃないですか。それが嫌なんですよね。自分の金は自分のために使いたいというか。あとは、今後は母親を養っていきたいので、そちらにお金を回したい。母親も高齢でそろそろ、介護が必要になってくる年齢なので、色々お金がかかるかなと」

男性の父親には、DV癖と散財癖があった。母親はそのせいで大変苦労したのだという。

兄と姉と男性の3人を育てていた母親。本来は5人家族なのだが、実際は父親がほとんど家に帰ってこないので、「4人暮らし状態」が続いていたそうだ。

そんな生活が一変したのは2015年のこと。父親が心筋梗塞で突然他界したのだという。しかも、父親は実は飲食店を経営していて、借金が800万円もあったそうだ。

「僕は父親がなんの仕事をしているのか知らなかったのですが、亡くなったあとで実は飲食店を何店舗か経営していたのを知りました。借金もそんなにあるのかと思って驚愕しました。兄も姉も家庭があったので『そんな大金返せない』となったので、借金と店は僕が引き継ぎ、全て返済しました。引き継いだ店の運営は自分ではやらずに店長に任せています」

こうした経緯から、家庭持ちの兄や姉が「母親のことを蔑ろにしている」と感じた男性は、自分こそが母の面倒をみるのだと、使命感に燃えているそうだ。

「僕の今持ってる資産は全て、母親を養うために使おうと決意しました。いままで育ててもらった恩を返したいです。今の彼女にも結婚して子どもを作る気はないと伝えてあります。それで離れていくならそれでいいので」

ちなみに男性の彼女は、だいたい2か月に1回のペースで変わっているそうだ。

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