同じく税負担の失望感をにじませるのは、東京都で暮らす30代後半の女性（企画・マーケティング・経営・管理職／年収700万円）だ。「IT関連の会社で業績がいいので、3ヶ月分出ています」とはいうものの、こんな風に書いている。

「昨年92万、今年94万でした。額面は少し増えましたが、所得税が倍になり、手取りは減りました。半分は積立、半分は自己投資やご褒美に使います」

100万円超のボーナス支給がある30代後半の男性（神奈川県／エンジニア、機械・電気・電子・半導体・制御／年収800万円）は、冷静にこう綴った。

「今年は140万円でした。 昨年は130万円なのでわずかですが増えました。大企業に勤めているので同業他社を見ても標準くらいかなと思います。使い道は8割は投資信託へ投入して残りは趣味に使います」

一方、東京都に住む60代後半の女性は、金額は増えたもののこう嘆く。

「昨年まで47万5000円でしたが今年は『生活応援一時金』が10万円支給されて57万5000円になりました。非正規なので給料も5年間全く変わらず。ボーナスも当初50万でしたが、1年経過して47.5万円に理由も示さず下げられました。生活支援一時金、継続して欲しい」

一時金はありがたいことだが、本体のボーナスが理由不明で減額されたことには納得はいってないようだ。