仕事中に殴られ「整形外科に行く」と言ったら「あんたもともと腰痛あるんだから…」 冷たい対応に憤る女性 | キャリコネニュース
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仕事中に殴られ「整形外科に行く」と言ったら「あんたもともと腰痛あるんだから…」 冷たい対応に憤る女性

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働く人への配慮がない職場はつらい。看護師の50代女性(静岡県/年収500万円)は精神科の病院に勤務していたときの「この会社ダメだな」と思った瞬間を打ち明けた。

妄想のある患者から突然背中を殴られたときのこと。「そこが良いか悪いかは置いておいて」とした上で、その後の病院側の対応に憤っている。

「まず、早退させてくれず業務を続けさせようとした。ショックもあるし帰りたいと私が言っても不可。主任や同僚も(帰宅させるよう)言ってくれたら、やっと帰らせてくれた。ただし欠勤」

仕事中の事故で痛みもあっただろうが、「私用の早退扱い」にされてしまったという。翌日の対応も冷たいものだった。(文:篠原みつき)

「あんたもともと腰痛あるんだから、労災になんかさせないよ」

翌日出勤した女性は「念のため整形外科に行く」と上司に告げた。すると

「あんたもともと腰痛あるんだから、労災になんかさせないよ」

と言われ、「その後も受診させてくれなかった」という。

早退しないと受診の時間に間に合わないが、許可されなかった。冷たい対応はこれだけではなかったようで、「そのようなことが重なり、数ヶ月後胃が痛くなり、他院で胃カメラをやることに」と本格的に体調を崩してしまう。しかし

「事前に申請しても一日休みはもらえず、『午後から出てきなさい』と。麻酔をかけて鎮静して検査を行うため、自転車も含め車の運転は禁止されていた。(看護師ならそんなこと常識)なのに『歩いて来なさい』と。なので麻酔後ぼんやりした状態で徒歩で行った」

このとき女性は「どの道を通ったか覚えていない」というほどボンヤリした状態だった。病棟は午前中が忙しいが午後は暇なことが多く、「その日も出勤しても大した用事はなかった」という。無理をして出勤するほどの状況ではなかったのだ。そんなとき、事故が起きてしまった。

「夕方患者の採血をした際に針刺し事故をしてしまった(患者に使用した針を自分に刺してしまった)」

こうした場合、なんらかの感染症の恐れがありマニュアル通りの速やかな対応が求められる。ところが、その後も病院側からは「自分で探してどこか病院に行け」と言われ、「経過観察の受診(感染症ないかの採血)」も早退もさせてくれなかったという。

本人のミスとは言え、体調が悪いことは明らかな中で仕事をさせていたのは問題だろう。その後の対応も疑問が残る。

「労災なのに職員の不注意とすることが多すぎた。患者に殴られるケースもよく発生していたが、 えこひいきで救急受診させたりさせなかったり、対応に基準がない」

こう憤る女性は、結局この病院を退職し、現在はクリニックで働いているという。当時、患者への問題行為もよく目撃していたと明かし、「これはいつかどこかにあばきたいと思っている」と書いていた。

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