幽霊?「主人の誕生日に納車して欲しい」新車を契約したワンピース姿の若い女性 手続きを進めると「あの家は空き家」→女性の実家を訪ねた結果
【夏の怪談特集】新車を契約した若い女性の家を訪ねると空き家で、誰も住んでいる様子がなく――。投稿を寄せた宮崎県の男性(70代~)は、車の販売店で働いていた約40年前の出来事が今も忘れられないという。ある日の朝のことだった。
「ワンピース姿の若い女性が新車を購入したいと来店されて、私がたまたま担当することになりました。普通乗用車の購入予定ということで、その日は見積書だけでお帰りになり、2、3日たった朝の時間に再来店され、お客様の条件は『主人の誕生日に納車して欲しい』ということ。車両業務に問い合わせると間に合うということで契約をいただきました」
「そんなバカな話はない、私は玄関先でお茶も頂いてきてるんだから」
車庫証明の手続きのため訪問し、玄関先でお茶までいただいた男性。しかし翌日、現地を訪れた行政書士から「あの家は空き家で、誰も住んでいません」と連絡が入った。
男性は
「そんなバカな話はない、私は玄関先でお茶も頂いてきてるんだから、団地の場所を間違われたのでは?」
と文句を言った。しかし、翌日再訪問してもらっても報告は「やっぱり、空き家です」というものだった。そこで男性自身で確かめることにした。
「私も再訪してみますと……空き家でした。家の中には暖簾もかかっていたのに……」
「写っているか?」「この人です」
そこで新車の登録名義人の夫に連絡すると、相手は驚いて嫁の実家に問い合わせるよう言ってきた。実家を訪ねると、年配夫婦が作業場でゴボウの取り入れ作業をしていた。
事情を説明して契約書を見せると、家の中からアルバムが持ち出され、「写っているか?」と尋ねられた。写真を確認して「この人です」と答えると、その女性は既に亡くなっていることが判明した。
「最愛のご主人への想いが……こういう形で出たのかも知れません。当然、店舗のスタッフが全員知る案件になり、受注取り消しに追われたことを思い出します。とても自然な形で接していたので怖さは残らなかったです。不思議な体験の一つになっています」
投稿者にとっては不思議ながらも後味の悪くない体験だったようだ。一方で、存在しない契約の後始末に追われた店舗スタッフは大変だっただろう。
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