有給休暇にまつわる謎ルールは、特に納得が行かないものだろう。ある50代男性の職場は、

「有休取得するのに1か月前に申告しないといけない。有休２日目からは2か月前に申告が必要。理由はわからないが噂では無断欠勤などが頻繁にあったらしい」

と明かす。これでは、急な用事で有休を取ることは不可能だ。もちろんこのルールは「他社員にも不評」なのだという。

ITエンジニア・ヘルプデスクとして働く50代男性は、前職で「金曜日と土曜日の有休」が却下されていたと話す。さらに、土日を含めて3～4連休とする有休申請は不可だった。つまり週末に連続して休むことが一切許されていなかったのだ。

労働時間についても

「平日17時から22時は裁量労働制のため残業代なし」

だった。裁量労働制は“残業代が不要”と誤解されがちだが、1日8時間を超えるみなし労働時間が設定されている場合、その超過分には割増賃金の支払い義務がある。男性は、

「みんな我慢していたけど、私は辞めた」

とコメントしている。