面接で判明した「1年後に社員登用あり」のカラクリ…実は最短でも「2年半後」、選考を辞退した40代男性 | キャリコネニュース
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面接で判明した「1年後に社員登用あり」のカラクリ…実は最短でも「2年半後」、選考を辞退した40代男性

画像はイメージ

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求人票に書かれた「1年後に社員登用あり」の言葉を信じて面接に行ったら、実態は大きく異なっていた……。投稿を寄せた40代男性は転職活動中、ある地方テレビ局の子会社の面接でそんな体験をした。

「契約社員採用1年経過後に社員登用ありとのことで面接を受けた」

だが面接官からよく話を聞くと、驚くべき条件が明らかになった。(文:天音琴葉)

「社員登用試験は1年に1回、3月しかない」となると……

面接で判明した事実はこうだ。まず、契約社員として採用された後、「6カ月間は試用期間」になる。社員登用試験を受験できるのは、その「試用期間後1年経過してから」だという。少なくとも1年6カ月間は社員になれないというわけだ。

これだけでも当初の「1年経過後に社員登用あり」という話と違う。戸惑う男性に追い打ちをかけるかのように、面接官から次のように告げられた。

「社員登用試験は1年に1回、3月しかない」

男性が面接を受けたのは9月で、10月採用の予定だった。仮に10月に入社した場合、試用期間が終わるのが翌年4月。そこから丸1年経過すると翌々年4月になる。社員登用試験は3月しかないため、受験できるのは最短でも入社から2年半近く経った翌々々年の3月ということになる。

これだけハードルがありながら、面接官は

「社員登用試験に合格する保証はできない」

と付け加えたそうだ。面接官の様子から男性は「社員にする気はなさそうなので2次面接は辞退しました」と判断したという。

社員登用試験が年1回しかないという会社は他にもあるから、10月の採用予定の男性はタイミングが悪かっただけの可能性も否めない。だがいずれにしても「1年後に社員登用あり」という求人広告は誤解されても仕方ない書き方であり誠実ではない。男性は賢明な判断をしたと言えそうだ。

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