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収入2倍、労働時間1/2に 学歴・資格・人脈なしでも始められるフリーランスの働き方

収入は会社員の時から2倍以上に

収入は会社員の時から2倍以上に

「学歴・社歴・資格・人脈・SNS」などを一切武器にしない状態でフリーランス生活をスタートし、独立から3年半たった現在、1日の平均労働時間は4時間、収入は会社員の時から2倍以上になったという、こういちさん。彼が売っているスキルはまさに、「フリーランスとして稼ぐ方法」。好きと強みを生かして稼げるフリーランスになるには?シェアリングエコノミーの魅力とともに秘訣を聞いた。

フリーランスが稼げる「シェアリングエコノミー」

人生100年時代と言われ、定年後の収入に不安を抱える人も多いのではないだろうか。「企業に頼らず、早いうちに個人でも稼げるスキルを身につけておきたい。できれば時間や場所に囚われず、自分の好きなことや強みを活かし、人の役に立つことで…」そんな夢のような働き方を「シェアリングエコノミー」という場を活用して叶える人が増えている。

“タイムチケット”という、時間を30分から売買できるプラットフォームを活用して自分のスキルを売るこういちさんもその1人。「オンラインで好きを仕事に!フリーランスになる90分コーチング」をはじめたとしたフリーランスを支援するチケットを販売している。3000円から売りはじめたチケット価格は現在2万円。2年前から売り出した49万円の「フリーランスを育てる為の4ヶ月支援チケット」も満員御礼という状況だ。

“買い手としてシェアリングエコノミーサービスを100回以上利用する中で、「このマーケットは拡大する」と確信しました。”

実際に、こういちさんがメインで活動するタイムチケットの取引高は3年で23倍に伸びた。しかし、3年半前に独立した当時、タイムチケットのような個人のスキルをシェアするプラットフォームは次々生まれているのに、シェアリングエコノミーに関する情報自体は十分に整理されておらず、実態が見えにくかった。会社員としてウェブマーケティングに従事していたこういちさんは、「活用する側のプロとして活動すれば社会的なニーズが高いのではないか」、そう思った。

“社会性の高いシェアリングエコノミーの発信ポジションをビジネス用途の強い人に取られてはいけない。まずは自分のスキル提供をフィールドワークとして、複数のサービスで月5万円ずつ稼いでいこう、そんな気持ちで始めました。”

パワハラも下請けいじめもない世界

シェアリングエコノミーの最大の特徴のひとつとして「相互レビュー」がある。売る側だけでなく、買う側の利用者も評価される。例えばシェアリングエコノミーの代表的サービスであるUberでは、乗り手も運転手から評価される。評価が悪い乗り手は乗車を拒否される。

“パワハラ、モラハラなどと同様に、歴史的に見ても戦争や搾取などの悲劇は、圧倒的な力の差があるところから生まれます。力の差をなくすことが社会平和につながるとしたら、売り手と買い手の相互レビューの仕組みがあるシェアリングエコノミーはまさに社会平和につながる仕組みです。”

シェアリングエコノミー利用者は、売り手になったり買い手になったり、自身の立場が入れ替わることも多い。良い買い手として評価されることは、売り手としての評価にもつながる。従来型のフリーランスといえば、立場の弱さを企業に利用され不当な扱いをされるリスクも高かった。またSNSなどを活用したダイレクトな個人間取引(CtoC)の商売ではトラブルも起こりやすい。

しかしシェアリング エコノミーではプラットフォームがあるからこそ秩序が保たれる。相互レビューが、「下請けいじめ」のような構造を作らせない。元々ルールが細かく規約で決まっているため、契約書のトラブルもない。また、決済サービスにより取りっぱぐれもない。トラブルが起きれば過去のプラットフォーム内で起きた事例によって積み上げられたルール・規約によってどちらに非があるか公平に判断される。「金を出すほうがえらい」とはならない、公平な世界だ。

毎回5%の改善が複利の効果につながる

“副業”としての稼ぎ口というイメージが強いシェアリングエコノミー。本業とするまでに稼ぐには、どのようにして単価を上げていったらよいのだろうか。

“毎回、カリキュラムを5%は改善することを自分の目標としています。”

というこういちさん。例えば、質問を受けたらその内容をカリキュラムの項目に入れてしまったり、テンプレートにおとしてしまったりする。そうすることで仕事の生産性が上がり、時給も上がる。

“100回くらいの5%改善を将来的に繰り返していけば、単純計算で生産性が最大100倍(※お客さんの成果10倍×自分の時給10倍)になります。レビュー評価を良くしようと改善を続けている間に、圧倒的なコンテンツを作ることができる。これこそがシェアリングエコノミーで働く本質的なメリットかもしれません。”

会社員として働いていた時は自分の仕事において複利の効果を感じにくかったという。なぜなら、いくら仕事の改善や効率化を試みても来期には別のプロジェクトに異動になるなど、自分に仕事のコントロール権がないからだ。

“しかし今は、すべての作業が未来の自分への贈り物になる確実性が高いんです。レビューがそのまま自分の報酬につながるので、純粋にスキル・コンテンツの向上だけに集中すればいい。良い評価が溜まるごとに単価を上げていくことができます。”

やっと正攻法で勝てる時代がきた

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シェアリングエコノミーの世界では、すごい肩書きや経歴が書かれている人が必ずしも売れているわけではない。会社員として輝かしい実績や経歴を持っていても、 シェアリングエコノミーでは全く売れずに早々に退散していく人もたくさん見てきたという。

“パリッとしたスーツを着て、かっこいい資料を使って、すごそうに見えるプレゼンができる人が売れるわけではない。正攻法で本質的なスキルを持って勝負できる人が認められる時代になりました。”

こういちさん自身も、しゃべりがうまいわけでもないし、キラキラした経歴を持っているわけで もない。資料は体裁を整えるより、日々のコンテンツ改善のしやすさを優先している。見た目よりも、サービスのクオリティを磨きやすい状況を維持する方がお客さんの為になるからだ。

独立して3年半目のこういちさんの現在の収入はタイムチケットの売上が約8割を占め、年収は会社員のときから2倍以上になった。「めざましテレビ」をはじめとしてメディアに出演したり、全国で「フリーランスの働き方」について講演もしている。しかしお金や社会的ステータス以上に手に入れたものは「より人間らしい生活」だという。

“仕事ではなく、日々の暮らしを軸にした生き方ができています。「自分らしい生き方をしている心の豊かな人」に囲まれた生活に変化したので、「愚痴や妬みの強いネガティブな人」とは接点のない豊かな生活になりました。”

もちろん不安もある。収入も長期的に見れば右肩上がりだが、途中進捗は上下を繰り返している。こういちさんも今すぐ収入につながる労働時間とは別に、次のための投資の時間も確保するようにしている。

“フリーランスにとって、不安は成長のためのガソリンです。売上が上下すること自体がモチベーションにつながっています。”

会社員であっても、独立しても、年収1000万になっても、生きている限り不安やストレスは消えることがない。だからこそ、それらをプラスのエネルギーとすることができる環境に身を置くことで、自分の時間価値を上げ、安定を目指すことができる。

満を持した独立のタイミングは永遠にこない

シェアリングエコノミーという場に限らず、SNSやCtoCのECサイトなど、個人でも会社員以上に稼げる場は整った。しかし、「独立は本業で成果を出してから」「まだ自分には早い」と思いとどまる会社員も多いだろう。そんな人たちに対して、特に経歴も人脈も使わずに独立したこういちさんはこう言う。

“満を持してのタイミングは永遠にきません。貯金が貯まる頃には家族ができていたり、独立のために欲しい環境は、常に2~3つ足りない状態であるのがどんな人にとっても当たり前。スキルか貯金か人脈か、なにか1つだけでも武器があれば、その状態でも一歩踏み出す勇気がないと、独立は難しいのではないでしょうか。”

もちろん、すべのての人がフリーランスに向いているわけではない。会社員としても十分満足のいく働き方はできる。ただ、よりフラットな 評価を求めるのであれば、上司の評価より市場の評価のほうが、やりがいのある働き方ができる人も多そうだ。

こういちさんのチケットはこちら

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