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テレワークで突然音信不通になる「サイレントうつ」 気づいたら2日間連絡がない、というケースも

テレワークで突然音信不通になる「サイレントうつ」

テレワークで突然音信不通になる「サイレントうつ」

新型コロナウイルスの影響でテレワークを導入企業が増えている。その中で「サイレントうつ」が問題になりつつあるという。

テキストでのコミュニケーションが中心になるテレワーク下では、ストレスが溜まっても周囲が気づかず、また本人も伝えられずにメンタルが悪化し、突然音信不通になるケースもある。インターネット上のオフィス業務代行サービスを行うニットの秋沢崇夫代表は次のように語る。

「自身の状況を誰にも相談できず、まわりも察することが出来ないのがテレワークの弊害です。サイレントうつで音信不通になっていることに気づかず、ほかのメンバーが『あれ、そういえばあの人から連絡がないな』となるのは2日後ということもありますね」

「もっとがんばらなくては」とサイレントうつになる人も

サイレントうつには、「ちょっとしたことも『自分でなんとかしなきゃ』と思ってしまう真面目な人」が陥りやすい傾向があるという。

「出勤時なら”サボらずがんばっている姿”見せることができますが、テレワークはそれができません。しかし、その心理が働き、がんばりすぎて過度なストレスがかかってしまうのです」

テレワークでも生産性を下げずに働いた結果、成果を褒められさらに「もっとがんばらなくては」と”沼”にはまっていく人もいる。せっかく努力をしていたのに突然音信不通になってしまうのは企業側としてもやるせないだろう。

「予兆が見えづらいのがサイレントうつの特徴ですが、そうならないように管理者側(マネージャー)とスタッフの相性を見ることが重要です。この人は鬼マネージャーだから、よりスタッフへのケアをしっかり行うなど対策ができれば避けられる可能性は高いです」

管理者側が気をつけること 新人には密なコミュニケーション、ベテランには信頼

テレワーク下でうつを発生させないために、管理者側はどのような点に気をつけるべきなのか。秋沢代表は「まずは”テレワークに不向きな人”がいることを念頭に置いて、その上で管理者がこまめなコミュニケーションを取るように心掛けてください」と説明する。

しかし、テレワーク下でのマネジメントに不慣れな管理者も少なくはない。重要なのは「信頼関係を築くこと」。今まで何年も同じ職場で働いてきた人同士ならテレワークも円滑に行える傾向にあるという。しかし、新入社員など信頼を築けていない人もいる。

「新卒・新人の場合、テレワークだと思ったように指示が通らず、違うアウトプットがされることも。なので毎日5分でもWEBミーティングなどで話してみてください。毎朝・夕方など、管理者側からやることを伝えし、新人からも日報のように報告をしてもらいます」

“話す機会”を設置することで、新人から話しかけやすい環境を作る。相手が今、何に躓いているのかが分かるため、管理者側からもフィードバックやリマインド、早めのフォローも行えるだろう。

「また、話しかけはするものの『じゃあこれいい感じにして』『このお客さんってこういうタイプだから』など、明確な指示がない”ふわっとマネジメント”も避けてください。管理者側は、相手が指示をしっかり受け取れるよう明確に指示出しをする必要があります」

一方、ベテランには細かい指示出しは不要。「もっと相手を信じて任せてください」と話す。

「新人に対するような指示出しをすると『自分は信頼されていないのか』『こんなに監視体制が強い会社なのか』とモチベーションが下がることも。中には通勤の時間がなくなったけど、毎日2~3時間かけて報告書を書かなければいけない、と嘆く人もいます」

雑談時間を設けてリフレッシュすることも大切

では、テレワーカーがサイレントうつにならないためにすべきことは何か。秋沢代表は、休息時間のロックを推奨する。散歩などでリフレッシュしたり、スマホを見ない時間を作るなどしてデジタルデトックスをしたり、仕事から離れる時間の確保が大切だという。

「うちでは自由参加ではありますが、木曜16時から30分間、雑談をする時間を作っています。日中、『この時間は美容室なんで!』と一旦抜ける人もいます。メンバーのプライベートをみんなが尊重できる環境だと働きやすいですよね」

ただ、テレワークといえど、労働時間が固定されている企業も多い。秋沢代表は「在住地も働く時間も自由ではないと、テレワークは活きません。そこが日本でのテレワークの課題です」と指摘する。

「業務時間は仕事に集中しなければ」という心がけは素晴らしい。しかし、仕事にプライベートが侵食されないようし、「抜くところは抜く」ことも需要だ。テレワーク下の”新しい働き方”では、業務中の家事も、リフレッシュとして活用していくべきかもしれない。

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