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職場のセクハラは本当に減ったと言えるのか「男性上司が気を遣うようになった」「被害を報告したらクビ」などの声

セクハラに対する意識が高まったことは、歓迎する人が大変だろう。

「昔はセクハラくらい我慢しなくちゃいけないって風潮だったのが、『セクハラはれっきとした被害』って認識になっただけありがたい」

セクハラの被害は、打痕や出血のように目視で確認できないため、どれだけ被害者が深い傷を負っていても加害者は気付きにくい。「セクハラ=人を傷つける愚行」といった認識が広まったおかげで抑止力が働き、被害者からも声が上げやすくなったのは良い傾向と言えるだろう。

「やっと声を上げられるようになって、大きくなった声が届き始めたかなって感じ。SNSの普及のおかげかな?」

SNSの影響を指摘する人もいる。「#metoo」「#わきまえない女」といったSNSを活用した運動が近年活発化しているが、徐々に蔑ろにされていた人権に対する意識が高まっているのだろう。

セクハラ拒絶をきっかけに「ストーカー被害」に発展した人も

セクハラは減ってきているかもしれないが、「『子どもはまだか?』とかいう質問も取引先みたいな社外からは言われても社内では言われない」という被害談は散見される。

「セクハラを拒絶したらパワハラされてストーカーされた。警察に通報した」
「セクハラされて会社に報告したら解雇された。会社は加害者をかばった。理不尽。田舎の企業」

中にはセクハラ被害に抗った結果、ひどい仕打ちを受けた人もいる。場合によっては、いまだに被害を訴えることで、不利な状況に陥ってしまう可能性もあるのが現状だ。被害者が声を上げやすく、身を守ってもらえる環境づくりが急務である。

また「男性からはないけど女性同士ってなんでなくならないの?普通に女性の先輩に彼氏いるの?とか痩せた?とか聞かれるのも十分失礼だと思うんだけど」と異性の言動に気を付けているけど、同性であればお構いなしという人も結構いる。残念ながら、まだまだセクハラの定義はあまり広まっていないのかもしれない。

「色んなことで声をあげると異性にも同性にも叩かれるけど、声をあげることは必要なんだと思う」

セクハラに関して声を上げると、揶揄される人はことすらある。だが、それでも声を上げることは大切だ。「嫌なことは嫌」と言える社会にするため、これからも個々がセクハラに対しては高い関心を持ち続けなければいけない。

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