まもなく新卒採用された人達が入社してくる。社会人としての第一歩、最初は誰だって不安だ。先輩社員はなるべく丁寧に仕事を教えてあげたいところである。ガールズちゃんねるには3月9日、「新入社員を迎える前に!」というトピックが立った。
トピ主は「(FAXで)紙が先方に瞬間移動すると思って、手元から紙が消えるまで送り続けようとした」「メーリングリストを知らず、エクセルにメールアドレスを羅列した」といった過去に新入社員が起こしたミスを紹介し、新入社員を迎える上での注意点を共有した。(文:石川祐介)
「『褒めて伸ばされた世代』ということを忘れない」
トピック内には、新入社員と接する際のポイントが寄せられた。
「『そんなことも分からないの?』と思っても最初は根気強く教える」
「本当にまっさらなので『この程度なら知ってるだろう…』と言う体で教えない」
新入社員の中にはバイト経験のある人も少なくないが、社会人としてビジネスの世界に身を置いたことはない。「できて当たり前」「知っていて当然」という思うことのハードルを下げておく必要がある。
なにより、「『褒めて伸ばされた世代』ということを忘れない」という指摘があるように、厳しい口調で接してしまうとメンタルを追い込んでしまうリスクがあるため、言動には細心の注意を払いたい。
「最初は小学生の子供でも分かるようにめちゃくちゃ丁寧に説明して相手のレベルが分かったらそこに合わせる」
親戚の子供と接するような気持ちで新入社員と向き合えば、イライラすることは減らせるかもしれない。
プリンターのインク交換ができない?
職場で使う備品に関する声が寄せられた。
「今の子は固定電話とFAXを知らない世代だと思って一から教える」
「パソコンはあってもプリンターはない家庭も少なくないみたい。知らなかったらインク交換や印刷の仕方など一から丁寧に教えてあげる」
今の若者はデジタルネイティブ世代と言われており、スマートフォン一台であらゆることを完結されるため、パソコンや固定電話にあまり馴染みがない。業務内容以前にツールの使い方を教えるのは面倒ではあるが、それも世代間交流と割り切って努める必要がある。
また、「うちは社員が掃除してるんだけど、来客中に掃除機かけ始めた人いたからそれは注意した」という声も。基本的なビジネスマナーはこちらから教えてあげてもいいだろう。
「お手洗いは遠慮なく行くこと。接客ありなので我慢する人が多いし、新人はタイミング見逃して行けないことが多い」
他にも、緊張し過ぎてしまい、なんでも遠慮がちになってしまう新人もいるので、そこにも配慮が求められる。去年同様、コロナ禍で新人を迎えることはイレギュラーな対応が付きまといそうだが、新人が気持ち良く出社できるように備えてほしい。