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職場で感じた男女差別「“女の仕事は赤ちゃんを産んで育てること”と豪語されキモかった」

職場で経験した理不尽すぎる男女差別

職場で経験した理不尽すぎる男女差別

日本は諸外国と比べても男女格差が大きいことで知られている。「世界経済フォーラム」が発表した「ジェンダー・ギャップ指数」によれば、調査対象となった153か国中のうち121位と、かなり遅れを取っている。

こうした男女格差は、日常生活においても垣間見られる。神奈川県に住む30代女性は、電気部品関係の商社で営業事務をしていたが、会社の業績が悪化して別の営業所に異動するか退職を迫られた。その理由は「女で未婚で子供もいないからだ」だった。結局、女性は6年勤務した会社を辞め、今はメーカーで事務職をしているという。

他にも理不尽極まりない男女差別の経験談が寄せられている。(文:林加奈)

「日本は女にとって生きにくい国だと思う。アメリカで女性差別は感じたことない」

キャリコネニュース読者から寄せられた経験談には「給料が男性と同じ年数働いても女性と倍近く違う」(栃木県/40代女性/福祉・介護)というように、給料で格差を受けた人の声が目立った。

30代女性は、以前勤務していた会社でのエピソードを次のように語る。

「トイレの掃除当番、昼休憩のお茶出し当番があるのは女性職員のみだった。また、同僚男性は人事面接で『男の子だし、そろそろ結婚もするだろうから昇給を考えている』と言われたと聞いた」(岡山県/公務員)

一方、現在アメリカに住んでいるという40代女性からもエピソードが寄せられた。「すべて10~20年前の古い話ですが」と前置きしたうえで、次のように語る。

「大学受験までは男女平等なのに、就活してから突然男女差があるのが意味不明だった。慶應卒だけど、超氷河期で就活が一番きつかった。周りの大してデキない男友達は超有名大手数社から内定が出て就職先を選べる中、女子は新卒の1~3割程度で女子枠が少なく、一社でも内定がもらえればラッキーだった。

入社してから60代の高齢男性同僚に『女の仕事は赤ちゃんを産んで育てること』と豪語され、別の上司には何度も彼氏の有無を尋ねられてキモかった」

女性はその後留学、結婚を経てアメリカに移住。男女格差が大きい日本について次のように評している。

「日本は女にとって生きにくい国だと思う。アメリカの産婦人科はほとんど女医さん。人種差別は日々あるけど女性差別を感じたことない。日本社会は女性の価値を年齢で決め付けていて気持ち悪い。まずは女性が一丸にならないと女性の地位向上はないんじゃない?」

海外から見ても日本の男女格差は顕著なようだ。ただ、これらのエピソードを見ると男女格差が是正され、女性が生きやすい国になるのはまだまだ遠いのかもしれない。

※キャリコネニュースでは引き続き 「男だから」「女だから」自分の性別がマイナスになっていると感じたことのほか「電力自由化で電気代が爆上がりした人」「新入社員の頃の思い出」などのアンケートを募集しています。

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