新入社員が飲み会を拒否、許される? 「仕事の延長戦と思え」VS「忙しいねんボケ」 | キャリコネニュース
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新入社員が飲み会を拒否、許される? 「仕事の延長戦と思え」VS「忙しいねんボケ」

飲み会するなら残業代くれ

飲み会するなら残業代くれ

4月から5月は、新入社員にとって「飲み会」のシーズンだ。しかしツイッターやネット掲示板などでは、早くもその「不参加」「参加拒否」などについて多くの声があがっている。

「忙しいねんボケ」
「今日は新入社員歓迎飲み会ですが仕事終わらないのでドタキャンしました」
「いやだ行きたくない…新入社員歓迎会という名の飲み会になんざ行きたくない…」

新人「金払って自分の時間をつぶされたくない」

新入社員たちの言い分にはこうした「忙しい」「時間がない」といったものが多い。確かに慣れない仕事のうえに飲み会となれば、会社に拘束されっぱなしになる。これ以上時間を割きたくなくなるのも仕方ない。次に多いのが「お金」の問題だ。

「飲み会に誘われた新入社員『それ、給料出ます?』」
「仕事の延長なら残業代だせ。出せないなら金払って自分の時間をつぶされたくない」
「会社の上司と呑んでも一円も奢ってもらえない事を知ったので、もうタダじゃない会社の飲み会は行きません」

入社したてのころは色々と物入りだし、初任給もフルで支払われていない。自分たちの歓迎会なのにお金を取られるのも不満のタネだ。時給制でアルバイトをしていた名残か、会社に拘束される時間は「給料」「残業代」が欲しいという人もいる。

こうした新入社員たちに対して、誘う側の先輩たちからも不満の声があがっている。「飲み会も仕事の延長戦だと思えよ」といった厳しい声もあれば、「若者から『アンタとは一緒に飲みたくない』って遠回しに通達されるのがキツいんだね」というナイーブな声もある。

ゆとり世代の中心層。上司にも「ゆとり」求めている?

三菱UFJリサーチ&コンサルティングが新入社員に行った調査によると、会社に望むこととして「私生活に干渉されない」と回答した今年の新人は18.2%。過去10年で一番高く、「仕事以外の生活を大切にしたい」という傾向が出ている。

この傾向は理想とする上司像にも現れており、1位はダントツで「寛容型」(28.0%)。2位以下の「調整型」(15.8%)「カリスマ型」(14.2%)「アイデア型」(13.6%)を大きく抑えている。上司には強い熱意よりも「おおらかさ」を求めているという。

調査によれば、今年度の新入社員はいわゆる「ゆとり世代」の中心層。出世願望がないわけではないが、高望みせず「仕事以外の自分の時間を大切にしたいという意識が高い」という。上司に対しても「ゆとり」を求め、イクメンの普及や女性の活躍促進など新たな時代の流れを受けて「彼ら彼女らなりのライフスタイルを求めている」(同調査)ということだ。

あわせてよみたい:新入社員への「お酌指示」はパワハラなのか?

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