たい焼き屋の店主をしている30代男性は、自身の職場でモンスター新人と遭遇した。
「彼は20歳で無職の男の子でした。学生や主婦が入りにくい平日の14~18時のシフトに入れるとのことでバイト採用をしたのがはじまりです」
男性がアルバイトに依頼したのは、たい焼きの生地作り。問題はそこで起こる。
「レシピの分量通りに作れば、初めての学生でも10分もかからず作れるものですが、彼は秤の使い方がわからなかったのか、寸胴一杯の『ナニカ』を作り、18時に帰りました」
その後男性に店から、「寸胴の中に生地が入っているんですが、どんどん増えているんです。粉っぽくて焼けないし、これなんですかね」と連絡があった。男性がすぐにアルバイトに確認をすると、悪びれる様子もなく、「僕は間違いなくレシピ通りに作りました。いつも使うカップと違うカップで粉を入れただけです。なんか多くなったんですよね」と言われ、結果すべてを廃棄することになってしまった。
その後も問題行動は続いたが、極めつけは親からの退職連絡だった。出勤するはずの時間に彼の親からお店に電話があり、男性が対応すると、「本人が退職したいと言っている」と言われた。
男性は結局退職を認めたが、その後、「店長の息子に対する扱いがひどく息子が心を痛めた」という内容で、本社にクレームが入ることになる。幸い男性はすべてを記録として残していたため、お咎めもなく終わったが、「もう経験したくありません」と語った。
「先輩の仕事は大したことない」と言いながら仕事を放棄する新人
40代女性は、自分の仕事を把握していないわりに強気なモンスター新人に遭遇した。その新人は入社するや否や、先輩の女性に「あなたの担当業務ってやることありませんよね」と言い放った。さらに新人は、「私なんか報告書を大量に書かされて、夜も眠れません。減らしてもらわないと釣り合い取れません」と続けた。
女性の担当業務は、部署内でも難解と言われていて、他にわかる人がいない業務。それを何度説明しても、新人の主張は変わらなかった。
その後も説明を繰り返したところ、「そんなにわかるなら、あなたがやればいいじゃないか」と言い出す始末。仕方なく女性は上司に相談し、「担当業務を取り替えるか」と提案したが、新人は「あなたの仕事なんかやりません」と一蹴。
その新人は、課長が甘やかすのを良いことに、「私は”これは自分の仕事”と決めた業務しかやりません」と野放し状態になっているという。その結果、女性の仕事量が増え、毎日残業続き。女性は、
「毎日私より早く帰っておきながら、自分のほうが忙しいという主張を繰り返しています」
と嘆いている。
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