ガールズちゃんねるに先日、「周りがみんなお金持ちに見える」というトピックが立った。トピ主はごく普通の地方の、高級住宅街でもないところに住んでいるという。しかし、周りの子連れがどうにもみんな、裕福に見えるそうだ。
「若い夫婦ですら広い一軒家、車2台、子ども複数いて習い事も旅行も美容にもまんべんなくお金をかけていて自分の家と比べて落ち込みます」
さらには「なんでみんなそんなにお金があるんだろうと不思議になります」とも書き込んでいる。
まあたしかに、僕も年齢が年齢だけに持ち家に憧れるようになったし、ついつい新築の住宅を眺めることもある。「ああいう家に住めたら、自分は庭でガーデニングをして、2階には書斎を作って云々だな」みたいな想像をする頻度も年々増えてきた。
子どもがいるのにあまり不自由に見えない世帯というのは、子どももいないのに割とカツカツな生活を送っている人にとって「どんなマジックを使ったんだ」状態だろう。
「遺産や援助もあるだろけど、何も考えず使っていたりローンしてる人は結構いますよ」
他所の子連れ世帯が妙にお金を持っているように思えて、自分の境遇と比較すると落ち込んでしまう。そういう人は何も1人だけではない。当該トピックには、同じような気持ちになったことがある人の書き込みが多かった。
「パン屋のパンも贅沢で買えないからドラストで半額になった食パン買ってる。自分の場合は独り暮らしだし貧乏だから食生活も適当」
「(子どもが)幼稚園入ってそれめっちゃ思ってた。特にお金持ち園でもない都内の普通の私立なんだけど、みんな当たり前のように3人とか子どもいてマイホームにワゴン車のって専業やってる」
「私の知り合いにもいる。旦那さん介護で奥さん専業主婦。子どもは一人だけど夫婦ともにブランド好きで外車も乗ってる。親の援助があるのか見えないところでやりくりしてるのか」
お金って、あるところにはあるんだなぁという気持ちになってしまうし、実際に「隣の芝は青く見える」とか言ってられないくらいに格差を感じることもある。
ただし、中には背伸びをして裕福をしていたり、向こう見ずで散財してる人も多いという指摘もあった。引用させていただくと、以下の通り。
「遺産や援助もあるだろけど、何も考えず使っていたりローンしてる人は結構いますよ。仕事柄、自己破産の方にお会いしますが30代半~40代が多いです」
「そういう人たちって親の援助ありきだったり、実は貯金ができない家庭だったってことも多いんだよ。(中略)だから人の家を羨ましく思う必要もないと思うよ」
外からだと見えないのがよそ様の通帳の中身。それだけにアレコレ妄想し、自分と比較し、落ち込んでしまうこともある。
だけど、その妄想が毎回ピシャリ当たっているということもないだろうし、そもそも自分は自分、よそはよそだと割り切ることも大切なんだろうなぁ。まあ、それが出来りゃあ苦労はしないって話ですが。