男性が語る新入社員時代の思い出は、運送会社でトラック運転手をしていた時のことだ。運転が好きで長距離便も担当しており、「旅行感覚で日本各地を巡れることがうれしかった」と続ける。映画「トラック野郎」を彷彿させる、ある意味でロマンのある生活だったようだ。
「トラックの中で寝泊まりする渡り鳥のような毎日だったけど、当時の自分の夢は新車のトラックに乗ること。しかし今のように誰でも新車に乗れる時代ではなく、私が与えられたのはポンコツのトラック。現代の車とは違い、さまざまな故障やトラブルが起きた」
シャフトが壊れて落下したり、ブレーキが利かなくなったりすることは、決して珍しくなかった。酷い時は、エンジンオイルやミッションオイルが漏れて車両火災になりかけたという。そうした車両トラブルのたびに会社の担当者と口論になったが、結局のところ職場環境に嫌気が差し、退職に至った。
「今は静かなトラック内で安眠できる。時代は変わった」
「今のドライバーが羨ましいし、今の若者たちは恵まれている。車両故障など滅多にない整備されたトラックに乗れて、会社も無理なスケジュールは組まなくなった時代だから。それに今は昔と違い、エンジンを止めてもエアコンが稼働するシステムを搭載しているので、静かなトラック内で安眠できる。時代は変わった」
男性は「昔と比べたら一般運転手のマナーも良くなった。当時の苦労が嘘のようだ」と書いている。
ほかには、
「新卒1年目の最後の方に、3000万円クラスの案件を上司に丸投げされた。1年がかりのプロジェクトだったが、そのおかげで半年ほど遅延した。今となっては『上司がサポートするべきでしょ』と思うし、彼のことは未だに『この野郎』という気持ちでいる」(埼玉県/30代男性/Web系/年収750万円)
「私に研修担当がなかなか付かず、その時に何かと世話をしてくれた先輩がいました。でも上司から『担当者じゃない人に何でもかんでも頼るな』と言われ、その時は『じゃあ、どうすればいいの』と思いました」(20代後半女性/神奈川県/事務・管理職/年収100万円未満)
という声も寄せられた。
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