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飲食業界を辞めようと思った瞬間「わからないことを聞くと”自分で考えろ!” 自分で考えても”勝手なことをするな!”」

飲食業界を辞めようと思った瞬間

飲食業界を辞めようと思った瞬間

飲食店の仕事は不定休で、勤務時間が長い傾向にあるため、ブラックなイメージを持つ人も多いのではないだろうか。40代の男性は、居酒屋で働いていた時のエピソードを次のように語る。

「仕事ができない部下に対する、殴る蹴るなどの暴行は当たり前。部下が上司にわからないことを聞くと『自分で考えろ!』『知らない、勝手にしろ!』と言われ、部下が自分で考えてやると『勝手なことをするな!』『わからないなら聞け!』と矛盾だらけ」

その上司は仕事を部下に教えると「授業料だ、金出せ!」と恐喝したり、仕事ができない部下を見て「嫌になる!」と暴言を吐いたりしていた。それを横で聞いているのさえ嫌になった男性は、退職を決意。上司からは「辞める前になんで俺に相談しないんだ!」と文句を言われたという。

ほかにも、キャリコネニュース読者から寄せられた「飲食店を辞めようと決意した瞬間のエピソード」を紹介する。(文:林加奈)

パワハラを受けて店舗を異動した女性、異動先でもパワハラを受ける

某有名飲食店に勤務していた20代女性も、上司によるパワハラをきっかけに退職を決意した。

「言葉によるパワハラがあまりにも多かったので、本部の方へ『このままここでは働けない』と伝えたら、私は別店舗へ異動。しかし、その異動先の店長もひどく、怒鳴る、物に当たるといった被害が多発。私もただ調味料の確認をしただけで『そんなのもわからないのか!』と怒鳴られる始末。異動して、むしろパワハラがひどくなったことに失望と悲しみを抱き、上層部を信用できなくなったので退職しました」

女性は「普段楽しめていた趣味に対して何も思わなくなり、笑わなくなる段階まで追い詰められました」と語る。現在は異業種に転職して「仲間や上司が優しくて居心地がいい職場」にいるという。

「給料を払ってもらえて感謝してほしい」の一言で退職を決意

次に紹介するのは、飲食店のコールセンターに勤務している20代女性。女性は、現在も勤務を続けているが、

「コロナ以前から待遇に不満があり、転職を検討していました。アルバイト・派遣社員は全員契約切り、または休業で社員のみ出社。コロナ禍で不安を感じながらも、義務感から出社していたのに、『給料を払ってもらえて感謝してほしい』と言われた瞬間、辞めようと思いました」

と綴る。コロナ禍で企業が厳しい経営を強いられるなか、給料がきちんと支払われることは確かにありがたいことなのかもしれない。ただ、テレワークが叶わず、不安を感じながら出勤を続けている従業員に対して、あまりに配慮に欠けた発言だ。

女性はすでに、上司に退職の意向を伝えている。しかし「詳細は面談で話そう」と言われたまま、面談の催促をしても「まだ待て」と言われ、1か月が経った。そのため、「人事に退職届を送付してこのまま去るつもりです」と語っている。

※キャリコネニュースでは引き続き「会社辞めよう」と思った瞬間のほか職場で起きた窃盗事件共働き・片働きの不満などのアンケートを募集しています。

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