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緊急事態宣言で出社マストの本音「感染リスクを冒して出社しても給料は変わらない。バカバカしい」

リスクを冒しても給料は変わらない

三度目の発令がされ、延長の検討段階に入った緊急事態宣言。まん延防止等重点措置の適用を要請する地方自治体が増え続けている中、依然として勤め先へ出社せざるを得ない立場の人がいる。コロナ禍で通常出社をする人たちの胸の内は、どのようなものなのだろうか。キャリコネニュース読者からは、

「私はライフラインの仕事なので、出勤は仕方ありません。下水道関係の現場、いわゆる最前線で働いています。ただ、本当に働く必要がある人は、この中にどれだけいるのだろうか?と思ってしまいます」

という声が寄せられている。「訪問介護士としてパートで働いています」と語る群馬県の30代女性も、現状に対する胸中を打ち明ける。(文:鹿賀大資)

「フェイスシールドをしているので汗だくになります」

女性の主な勤務先は利用者宅。訪問する際にはマスクとフェイスシールドの二重装備で臨むなど、新型コロナウイルスの感染対策に抜かりはない。とはいえ、訪問先の利用者は自宅暮らし。女性は「『自宅での感染はない』と思い込んでいるみたいで、マスクを着用する高齢者は少ないです」と明かす。

「利用者宅では調理や掃除などの生活援助をしますが、フェイスシールドをしているので汗だくになります。しかも、その汗を拭きつつ仕事をしているため、結局のところ感染対策になっているのか疑問です」

また、女性は「移動の際は自家用車を使っています」といい、

「車内には、一応アルコール消毒をしたフェイスシールドを置いています。使い捨てとはいきませんから。それに着替えもしないまま、子どものお迎えにも行っています。疑問もそうですが、不安の気持ちも大きいです」

と述べている。

「この間は、フェアを紹介するとのことでテレビ中継されました」

「大手スーパーで働いています」と語るのは、北海道の50代女性。近隣の百貨店やショッピングモールは緊急事態宣言に伴う時短営業、もしくは休業体制を敷いているそうだが、女性の勤務先は「時短どころか通常営業です。この間は、フェアを紹介するとのことでテレビ中継されました」という。そんな売場の日常については

「ダラダラと家族総出の来店、そして全員が会計に並ぶ状況です。もう本音は『それを今、買わなきゃいけませんか?緊急事態宣言が出てますけど』って言いたい」

と語り、女性の怒りは限界に達している様子だ。さらに女性は「私がコロナにかかれば家族全員が皆濃厚接触者になってしまいます。持病持ちの主人も心配です。せめて時短営業にしてもらいたいです」と綴っていた。

ほかにも、

「病院関係なので仕方がないです。ただ、リスクを冒しても給料は変わらないので、バカバカしくなります」(50代女性/神奈川県/正社員)

という声が寄せられた。

※キャリコネニュースでは引き続き緊急事態宣言でも出社のほか職場で起きた窃盗事件共働き・片働きの不満などのアンケートを募集しています。

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