Uberのアーリーアダプター(初期の利用者)には、IT に長けた方が多かった。その中にはゲーマーもいたようだ。
注文確定後、 利用者の Uberアプリには配達員の現在位置が地図上で表示される仕組みになっている。配達の様子が手に取るように分かって面白いのだが、これがゲーマーのツボを刺激するらしい。
「そこ右折です」「左折だったのに通り過ぎました!」という具合に、いちいち指示してくる利用者がいたのだ。おそらくコントローラーで配達車を操縦している感覚に陥っていたのではないだろうか。
利用者からすれば、一刻も早く届けてほしいだろうし、指図したくなる気持ちも分かるのだが、事細かに指示される身としてはたまらない。自分がゲームの中の駒になったような気がして、イラついてしまうのである。
大切な食事を運んでいるわけで、「段差をジャンプ」なんて指示が来ないのは、まだ幸せなのかもしれないが……。