面接官は女性に対して、意外な打診をしてきたという。
「いきなり担当業務の変更を打診され、社長秘書での採用はどうかと言われた。秘書の実務経験は無かったのでどうしようかと迷っていたところ『秘書の担当業務は、社長と社長のご家族のサポートです』と言われた」
急に専門外の仕事を振られた上に家族の面倒まで頼まれては、困惑しかないだろう。公私混同がよくありそうな家族経営の中小企業でもなかったようなので、なおさらだ。
「もうその時点で決心はついていたが、一旦面接は終了した」という女性は、
「後日、柔らかい言葉で辞退を申し出た。なぜ『ご家族』まで面倒見ないといけないのか。結構規模の大きな有名企業なのに、そんなことがあるのかと驚いた」
と思いを綴っている。