女性は夫婦共働きで世帯年収480万円。子どもは1人だ。収入の内訳や就職氷河期世代の夫の労働条件について、女性は赤裸々に綴る。
「勤続17年で40代前半の夫の年収は350万円。昇給は年に1回数千円。昇給してもその額だけ税金や社会保険料も増えてるためか、就職当初から現在まで収入が増えた実感がないなか、さらに消費税増税が追い打ちをかける。夫の勤務は24時間シフト制で土日祝日関係なし。共働きをしていたが、(私は)出産・育児で体調を崩しパート勤務に変更。年収は130万円」
首都圏で家族3人、現在の世帯年収で生活していくのは大変なようで、
「子どもは1人しか考えられず、教育にはお金をかけられない。塾も無理で、古本屋で購入するドリルや参考書を使って、親が教えることしかできない。公立小中学校の給食費や教材費など、月に1万円前後かかる費用を払うのもやっと」
と女性は嘆く。続けて、生活水準に対する不満を吐露していた。
「自宅は駅から遠い中古マンション、車はリースの軽自動車。外食は月1回ファミレス程度。旅行は5年に一度、国内2泊程度。そんな生活くらいしかできず、勤労のモチベーションをまったく保てない」