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「トイレ掃除が女性だけ、男子トイレもやらされる」 職場の男尊女卑に怒り

画像はイメージ

給与の格差やのケア労働の押し付けなど、いまだに女性差別が根強い職場は少なくないようだ。福島県の50代女性(正社員/年収200万円)は、キャリコネニュースのジェンダーをテーマにしたアンケートに職場での酷い現状を明かしてくれた。

キャリコネニュースではジェンダーギャップをテーマにしたアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/ZYVZFJ4M

「何より腹立たしいのは、給与面の差別」

工場に勤めているという女性。かなり古い体質の職場で、男女で扱いがかなり違うようだ。

「日常的に使う休憩室兼トイレが別棟にあって、週に一度、二人一組で掃除をするのですが、その掃除当番が女性陣だけで、しかも男子トイレの掃除もやらされることに絶句しました」
「そして何より腹立たしいのは、給与面の差別。金額はもちろんですが、女性は時給制で男性は日給制ということ。超ベテランの男性社員は月給制らしいという話も聞いています」

制度設計が違っても、働きに見合った公平な給料なら問題ないだろうが、この会社、あからさまな男女差別があるようだ。

「令和元年、私は時給810円と記された求人票を見て応募し、正社員として採用されたのですが、今年3月に中途入社した男性陣が目にした求人票には日給9100円と記載されていたようです。これはハローワークに問い合わせて確認した金額なので間違いありません」

ハローワークに問い合わせるほど不満を持つということは、業務内容は男女でそう変わりがないのだろう。同じ8時間労働として、女性は1日6480円。日給制の男性より2620円も低い計算になる。後から入社した後輩でもある男性のほうが高いとは、女性が憤るのも無理はない。

「現場に4人しかいない男性陣のうち2人が退社したので、男性の採用を前提に求人することは納得できるのですが、あまりにも男尊女卑というか……」と女性は不満を漏らす。

なお、男女雇用機会均等法では「賃金について、女性であることを理由とした男性との差別的取扱いを禁止」している。女性は最後に、こう付け加えていた。

「労基署に行った際にグチっぽく伝えたところ、『女性であることを理由にした差別に抵触するかもしれませんね』と言われました」

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