ブラック企業の残念な日常 引き継ぎ拒否、「後で教える」はずが「わからない」の一点張り | キャリコネニュース - Page 2
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ブラック企業の残念な日常 引き継ぎ拒否、「後で教える」はずが「わからない」の一点張り

女性は退職予定の社員の後任として入社。その際「退職予定の人は言動がきついから、後で自分たちが教える」と言われたため、仕事の引き継ぎを直接してもらえなかったという。どうやら退職予定の社員は嫌われていたようだ。しかし、ことはそう単純なものではなかった。

「退職予定の人が、まだ済ませていない引き継ぎを他の社員にしようとすると『今忙しいので』と言って、みんな引き継ぎを拒否しているようでした。その人が退職した後に、他の方たちに仕事を教えてもらいに行くと『やったことないからわからない』と言われて心細い毎日でした」

感情に流されて仕事をおろそかにしているのは、周囲の既存社員のほうだったようだ。引き継ぎがうまくいかなかった上に、女性はやっかいな職場環境に放り込まれたことを実感していく。

「毎度同じミスをして指摘するとかんしゃくを起こす人、『わからない』の一点張りで仕事を受け付けない人など、問題のある人がとても多いのですが、一部の人がその人たちの仕事を押し付けられている状態です。その(仕事ができる)人たちに頼るのも申し訳ない気がして頼れる人がいません」

問題のある人は頼れないが、かといって頼れる人に頼るのもはばかられると感じている女性。「上司に相談しても『困るよね、難しいね』の言葉だけで注意もしてくれず、改善することもなさそうです」とほぼ諦めた様子で語る。そしてその上司について

「誰が何の仕事をしているのか把握もできていないようで、たくさん仕事を抱えている人が少しでも業務が遅れたりすると叩かれています。給与面では正当に評価してくれていると信じていますが、部下の管理をしないで文句ばかり並べる管理職の人は何なんだろうと思います」

と、こぼしている。

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