職種によっては、学歴は「不要、関係ない」とされることが多い。確かに仕事を始めてしまえばその通りのこともあるだろう。しかしキャリコネニュースには、「改めて学歴は必要と感じた」という読者から、こんなエピソードが寄せられた。(文:コティマム)
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「社員の履歴書を確認したら、学歴と能力の差がはっきりとしていた」
訪問介護の事業所を経営しているという大阪府の40代男性は、龍谷大学を卒業している。男性はそもそも「介護では学歴なんて全く不要」だと考えてた。しかし別の施設に勤める友人との会話で、学歴に対する見方が変わったという。
「友人の施設長に、そこ(友人がいる施設)では『学歴で差をつけている』と聞き、『学歴で介護の差はない』と話したところ、『指示した場合や幹部社員の能力の差がある』と言われて、すぐに自分の事業所の社員の履歴書を確認したら、学歴と能力の差がはっきりとしているのがわかりました。学歴が高い方が、能力があることが多いということです」
また、大卒以上なら指示書を渡せば自分で理解するが、「それ以下はこちらからきちんと説明しないと理解がない」ことが多いという。
友人の指摘によって確かめてみた結果、男性の事業所では学歴と能力が比例していたようだ。実感を次のように明かしている。
「もちろん学歴がなくても良い人はいますが少数で、学歴が高いと能力がある人が多かったです」