男性によると、そのパワハラ上司は「少しでも気に入らないことや部下のミスがあるとフロア中に響き渡るほどデカい声で怒鳴り散らし、部下たちを委縮させて」いたという。ほかにも
「会議などで少しでも言い間違いがあると鬼の首を取ったようにそれを指摘し、ネチネチと嫌味を言いまくりました。また、月曜日や連休明けは非常に機嫌が悪いようで、目が合った部下を理不尽に怒鳴り散らしてストレス解消するのが日課となっていました。一度ターゲットにされたことがあるのですが、その週は最悪な一週間となりました」
部下に休日出勤を強要、自分は旅行
その後、男性が転職に失敗したと気づかされた出来事があった。
「最も酷かったのは、プロジェクトも佳境を迎え本格的に忙しくなってきたタイミングで、パワハラ上司は部下たちには休日出勤を強要しておいて、自分は有給休暇を取得し旅行に行くという暴挙に出たことです。ちなみにお土産として一口サイズのゼリーをひとついただきました。このとき『この転職は失敗だったな』と心の底から痛感したことを今も鮮明に覚えています」
しばらくの間はそのブラック企業での勤務を続けた男性。しかし
「何というか、変な人が多い印象で会社に居続けることに疑問を感じ始めました。変な人とは、一案件に一人スケープゴートを用意する管理職、客先で上司の胸ぐらをつかむ者、個別面談で異常な圧力をかけてくる武闘派の管理職などなどです」
と、会社や同僚の態度に不信感を持つようになり退職を決意。すでに退職済みで現在は他の会社に転職したと綴っている。