自分の職場に「早く倒産してほしい」と願う人々 「毎日22時まで仕事なのに残業代なし」「休まないことは美学」 | キャリコネニュース
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自分の職場に「早く倒産してほしい」と願う人々 「毎日22時まで仕事なのに残業代なし」「休まないことは美学」

仕事に追われる毎日

仕事に追われる毎日

ブラック企業経験者の中には、会社が倒産してほしいとまで願う人がいる。倒産すると自身の収入にも影響が及ぶはずだが、それでも倒産を願うのはなぜなのか。キャリコネニュースはこんな声が寄せられている。(文:林加奈)

※キャリコネニュースではブラック企業体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV

「お客様の名字の印鑑を勝手に押す」リーディングカンパニー

「うちの企業は36協定で守られているから20時間以上の残業はできません!」と語る50代女性(教育・保育・その他)は、労使協定など無視された実態をこう明かす。

「毎日22時まで仕事に追われ、残業代もほとんどつけられない状態が続いていました。また、裏ではお客様を呼び捨てで悪口の言い放題。監査の前の日は夜中0時過ぎまで残り、書類の不備を訂正するため、お客様の名字の100円の印鑑を買い、勝手に押していました」

「経費削減のために暖房も冷房も使えず、電気もつけてもらえない状態も日常的。怖ろしいリーディングカンパニー(編注:業界をけん引する企業)でした。早く倒産してほしいです」

他人の名字の印鑑を勝手に押すのは不正行為では……。倒産を願う女性の気持ちも理解できる。

「タイムカード、退社時の打刻は退職するまで1回もなかった」

営業職の40代男性はブラック企業を続けざまに経験している。前職では

「入社してからタイムカードの打刻は月1回、しかも出社してから1時間後が当たり前。退社の打刻は退職するまで1回もなかった。実際は朝8時に出勤して、退社は21~22時で、残業代の支給はゼロでした。土日休みでなく、土曜日は当たり前に出社で打刻を認めない。体調を崩して辞めました」

と、男性は無意味なタイムカードで社員を使い捨てにする企業の実態を語った。

そして現在、転職先もブラック企業だった。男性は酷い実態を次のように綴っている。

「出勤簿で1度も捺印を認めない。残業も3時間以上しているのに1時間と記載。そのことを訴えると『昔は休日出勤していない』等と難癖をつけます。有休を使うと(給料)減額。休まないことは美学。正直、コロナ禍で倒産してほしい。そして労基法違反で捕まってほしいです」

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